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[BOOKデータベースより]
人間の脳や心の複雑さは、女/男という二つの枠ではとらえきれない。わたしたちの脳はみな、様々な特徴の入り混じる“モザイク”なのだ―気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕く。
1 性別と脳(覚醒;ねじ曲げられた事実の歴史 ほか)
[日販商品データベースより]2 人間はモザイク(変化する脳;性別がすべてではない ほか)
3 ジェンダーの何が問題か(男女というバイナリーから多様性のモザイクへ;ジェンダーという幻想 ほか)
4 ジェンダーのない世界へ(ジェンダーという神話にどう対処するか;混ざり合うジェンダー ほか)
【性差はある。だが女脳/男脳は存在しない。】
30分間、ストレスを受けたからといって、あなたの生殖器が女性から男性へ、男性から女性へと変わることはありえない。だが、このありえないことが脳の神経細胞では起こりうる。脳はホルモン、ストレス、薬物、環境などあらゆる影響を受けて驚くほど柔軟に変化する。脳に見つかる男女間の平均的な性差は、現れてはまた消える。だから、脳に性別はないのだ。人の脳は、一人ひとり異なっており、様々な特徴の入り混じる《モザイク》になっている。
【人間の脳や心の複雑さは女/男という二分法ではとらえきれない。】
画期的な「脳モザイク論」で脳の性差をめぐる議論に一石を投じた気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕くサイエンス読み物。9か国で刊行が決定している注目の書。