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[BOOKデータベースより]
すべての映画は民俗の記録である。撮ること、観ること、考えること―。これらの営みの総体として、映画は形成されている。ロバート・フラハティからジャン・ルーシュへと連なる映像人類学をはじめ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、王兵、ツァイ・ミンリャン、エドワード・ヤンといったアジアの映画作家まで、人類学的フィールドワークと映画批評を横断し、映像のなかに個を超えた人類の歴史、習俗、営みを見出す。サントリー学芸賞受賞作『映像の境域』を発展させた批評の新地平。
プロローグ 光学の民族誌
[日販商品データベースより]1 光学的イメージの旅(民族誌家としてのアーティスト―マヤ・デレンとヴードゥー信仰;ツァイ・ミンリャン、時間を描く画家;アピチャッポンと東北の森;亜熱帯のコスモポリタン―エドワード・ヤン論;台南とシュルレアリスム―『日曜日の散歩者』)
2 民族誌映画のフィールド(神話を彫塑する―ロバート・フラハティ論;エスノフィクションの方法―ジャン・ルーシュ論;久高島のコスモロジー;むきだしの縄文―『海の産屋』と『廻り神楽』)
3 革命と戦争の世紀(革命の民族誌―ストローブ=ユイレ論;光の叙事詩―王兵の『鉄西区』と『死霊魂』;リティ・パンと七つの外部記憶;ポスト東欧革命の映像―チェコ、マケドニア、ボスニア;ソーシャル・デザインとしての太陽花占拠)
撮ること、観ること、考えること──。
これらの営みの総体として、映画は形成されている。
ロバート・フラハティからジャン・ルーシュへと連なる映像人類学をはじめ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、王兵、ツァイ・ミンリャン、エドワード・ヤンといったアジアの映画作家まで、人類学的フィールドワークと映画批評を横断し、映像のなかに個を超えた人類の歴史、習俗、営みを見出す。
サントリー学芸賞受賞作『映像の境域』を発展させた批評の新地平。