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- つるの家
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784323048079
[BOOKデータベースより]
長い長い間、一羽もすがたを見せなかったたんちょうづるが群れをなしてきた―。はたして、そのわけは…?
[日販商品データベースより]白い着物に真っ赤な花を髪に飾った女が、模様のない青い皿を結婚祝いの品といって長吉の家に置いていく。ちょっとふしぎで怖いお話。
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考考えると空恐ろしい物語です。
禁猟であったタンチョウヅルを誤って撃ち殺してしまい、罪を隠すために土に埋めた長吉の行為は、許されることではないのかも知れません。
それにしても、長吉の婚礼の日に、大皿を届けた女性の真意を想像すると、怨念の奥深さには身のすくむ思いです。
長吉と嫁から始まる係累の一人が亡くなるたびに、大皿の上に鶴が登場して、次第に増えていきます。
一族が全員途絶える一歩手前で、事態が急変しました。
大皿が床に落ちて割れたのです。
皿の鶴たちは羽ばたいて舞い上がり、皿は無地に戻りました。
最後に残った孫娘の春子は呪縛から解放されたのです。
祖先が護ってくれたのでしょうか。
長吉が殺めてしまった鶴が、成仏できたのでしょうか。
映画になりそうな童話です。
いもとようこさんの絵に、とても説得力を感じました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】