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- 文豪と借金
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泣きつく・途方に暮れる・踏みたおす・開きなおる・貸す六十八景
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2020年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784908925627
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[BOOKデータベースより]
文豪五十九人の借金名言集。
1章 泣きつく(太宰治「太宰治の手紙」;尾崎放哉「書簡」 ほか)
[日販商品データベースより]2章 途方に暮れる(樋口一葉「日記」;石川啄木「悲しき玩具」 ほか)
3章 踏みたおす(川端康成「借金の名人・川端康成の金銭感覚」(梶山季之);坪田譲治「借金について」 ほか)
4章 開きなおる(葉山嘉樹「集金人教育」;坂口安吾「詩境と借金」 ほか)
5章 貸す(夏目漱石「書簡」;尾崎士郎「借金について」 ほか)
本書は、文豪たちの「借金」をテーマにした小説、随筆、書簡のアンソロジー企画である。高利貸しとの壮絶なやり取りを飄々と描く百閧竅A結婚し、子どもができてからも実家から仕送りをもらっていた太宰治など、文豪でもお金には苦労した。というか、文豪たちはつねに借金だらけであった。その借金にまつわる彼らのなんとも真剣でユーモラスな姿をいろんな作品から引き出し、紹介する。
「ふざけたことに使うお金ではございません。たのみます」・太宰治
「若し、無理に庵を押し出されるような事があれば、意識的に、食を絶って、放哉、死にます……」・尾崎放哉
「何故かうかとなさけなくなり、弱い心を何度も叱り、金かりに行く」・石川啄木
「拝啓 突然こんな事を申上げるのは少々恐縮ですが、私はあなた方の社の社員にしてはくれませんか」・芥川龍之介
「昨日より、家のうちに金というもの一銭もなし」・樋口一葉
「その日また一文もないので 借金を背負ったまま借りにでかけたのだ」・山之口貘
「神経衰弱の癒る時なし」・芥川龍之介
「借りれればネ、直きだよ。借りたおすのサ」・勝海舟
「それに大体、借金というものは、あれは返すものじゃありません」・坪田譲治
「あなた方、ここでいくら僕を責めたって、僕からは一銭も出ませんよ」・六代目尾上菊五郎
「折角だけれども今貸して上げる金はない。家賃なんか構やしないから放つて置き給え」・夏目漱石