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- BIOSTORY vol.31
-
人と自然の新しい物語
SEIBUNDO Mook
特集:イノシシと人ー日本列島からの展望ー
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2019年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784416619247
[日販商品データベースより]
【特集】
「イノシシと人−日本列島からの展望−」
北海道から沖縄の島々までの日本列島。
この南北に延びる列島を舞台に、イノシシと人間の多様なかかわりが展開してきた。
各地の縄文遺跡からはイノシシの骨やそれにまつわる動物形土製品や土器が出土する。
本来イノシシの分布域ではない北海道や離島からも何故、それらの遺物が出土するのか。
これらは狩猟や信仰、食料、飼育をとおしてのイノシシとのかかわりを想い起こさせる。
また農耕発展に伴いイノシシもまた作物を食べに来るため、彼らとの壮絶な攻防が繰り返されてきた。
現在、イノシシが市街地へ侵入し、生息不向きな豪雪地帯にも現れ、さらに海を泳ぎ侵入した離島で被害を拡大させている一方で、
ジビエ料理として貴重な食料源としている地域もある。
本特集では日本列島における過去、現在、将来にわたるイノシシと人とのかかわり方を展望することから、両者の共生の方法について考える。
■目次
〈巻頭言〉山中伸弥(京都大学)
特集 イノシシと人−日本列島からの展望−
序論 変わりつつあるイノシシと人の関係 黒澤弥悦(東京農業大学)・池谷和信(国立民族学博物館)
●歴史・文化からのまなざし
土器と祈りにみるイノシシ 新津 健
島に運ばれた縄文イノシシ 山崎京美
イノシシの生態とシシ垣(侵入防止柵) 高橋春成
コラム 下顎骨を飾る文化
●イノシシとブタ、イノシシと人の現場
イノシシとブタ 西堀正英
イノシシ猟の現在―西表島の事例― 中沢嗣地
猟師との交流をとおしてのイノシシ猟―西表島の事例― 伊藤真穂
●イノシシと人に関わる新たな展開
日本列島のイノシシ害 小寺祐二
九州山地におけるイノシシ飼育―宮崎県西都市の事例― 鈴木良幸
現代のイノシシの食文化 佐野晶子(家畜学研究所)
【連載】
〇珍品図鑑
〇巻頭言
〇自然を読む
〇フィールドレポート日本
〇おすすめの本
〇論点
【短期連載】
〇地域の和食
【投稿原稿】
【学会情報】ほか
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