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- タコの心身問題
-
頭足類から考える意識の起源
OTHER MINDS.- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784622087571
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[BOOKデータベースより]
進化はまったく違う経路で心を少なくとも二度、つくった。人間とはまったく異なる心と知性をもつ生命体―頭足類。なぜこんなに賢いのか?タコになったらどんな気分か?彼らと私たち、二つの心の本性を合わせ鏡で覗き込む。
1 違う道筋で進化した「心」との出会い
[日販商品データベースより]2 動物の歴史
3 いたずらと創意工夫
4 ホワイトノイズから意識へ
5 色をつくる
6 ヒトの心と他の動物の心
7 圧縮された経験
8 オクトポリス
心は何から、いかにして生じるのだろう。進化は「まったく違う経路で心を少なくとも二度、つくった」。一つはヒトや鳥類を含む脊索動物、もう一つがタコやイカを含む頭足類だ。哲学者であり練達のダイバーでもある著者によれば、「頭足類と出会うことはおそらく私たちにとって、地球外の知的生命体に出会うのに最も近い体験だろう」。人間とはまったく異なる心/内面/知性と呼ぶべきものを、彼らはもっている。本書は頭足類の心と私たちの心の本性を合わせ鏡で覗き込む本である。
海で生まれた単細胞生物から、現生の頭足類への進化を一歩ずつたどれば、そこには神経系の発達や、感覚と行動のループの起源、「主観的経験」の起源があり、それは主体的に感じる能力や意識の出現につながっている。「タコになったらどんな気分か」という問題の中には、心とは何か、それは物理的な身体とどう関係するのかを解き明かす手がかりが詰まっている。
知能の高さゆえの茶目っ気たっぷりの行動や、急速な老化と死の謎など、知れば知るほど頭足類の生態はファンタスティック。おまけに著者の見つけた「オクトポリス」(タコが集住する場所)では、タコたちが社会性の片鱗を示しはじめているという。味わい深く、驚きに満ちた一冊。