この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 続 遠慮深いうたた寝
 - 
										
										
価格:1,793円(本体1,630円+税)
【2025年10月発売】
 
- そこに工場があるかぎり
 - 
										
										
価格:616円(本体560円+税)
【2025年05月発売】
 
- 心
 - 
										
										
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年05月発売】
 
- 気がつけば、終着駅
 - 
										
										
価格:748円(本体680円+税)
【2024年06月発売】
 
- まだ生きている 新装版
 - 
										
										
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年07月発売】
 


























[BOOKデータベースより]
1(流れ星・死の光;彗星・ほうき星 ほか)
[日販商品データベースより]2(星の神;日本の星の民話 ほか)
3(私の『星の王子さま』;金星、明けの明星、宵の明星 ほか)
4(和歌に詠まれた星の意味;七夕のうた ほか)
八ヶ岳山麓から―あとがきに代えて
星を見るまなざしの美しさと険しさ
『夫・車谷長吉』で今年度講談社エッセイ賞を受賞した詩人が、好評既刊『水のなまえ』に引き続き書き下ろした、星を巡る芳醇な香りに満ちあふれたエッセイ集。
「星々が美しいとしたら、どんなふうに美しいのか、どんなふうに語りかけてくるのか。それらとどのように付き合ってきたのか。どのように共鳴して心の弦を鳴らしたか。どんな劇に出会ったか」――
著者は古典から現代まで、詩歌から民俗学や旅に至るまで、星にまつわる多種多様なテーマを自在に逍遥し、さすがにどれも豊かな読後感が残って心地よい。
例えば「すばる」。清少納言のお気に入りで、「枕草子」の一節「星はすばる。彦星。夕づつ。よばひ星すこしをかし……」はよく知られているが、星の記述はこの一節だけ。そこから清少納言の思いを探ろうとする。
また小林一茶が自分を「我星」とよび、星に投影する姿を「我星はどこに旅寝や天の川」などの句例をあげて見てとろうとする。もちろん著者のお得意、北原白秋、室生犀星、堀口大學らの詩人が向き合った星への言葉も心に残る。
星について、思わず人に語ってしまいたくなる一冊だ。