- 太鼓の文化誌
-
青弓社
山本宏子
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2017年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784787274076
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[BOOKデータベースより]
太鼓は、ヨーロッパでは古くはもっぱら民俗音楽や軍隊で使われてきた。日本やインド、ブータンをはじめとするアジアの国々でも、太鼓は合図として使われてきたが、それだけでなく宗教行事の場でも多用され、宗教者自身が太鼓を打つことさえある。アイルランド、中欧、トルコ、インド、ブータンの太鼓をフィールドワークし、現地の写真や口太鼓の楽譜も所収して太鼓ワールドを描き出す。
第1章 アイルランドの枠太鼓バウロン
[日販商品データベースより]第2章 バウロンの謎
第3章 太鼓を歌おう―唱歌で学ぶ
第4章 オスマンの戦争と平和の太鼓
第5章 南インド、ケーララの太鼓―壺型太鼓ミラーヴと音高可変太鼓イダッキャ
第6章 南インド、ケーララの蛇神儀礼―サルパ・トゥッラルと壺型弦楽器
第7章 ブータンの仏教仮面舞踊チャムにおける太鼓の機能―瞑想とアトリビューション
体が包まれる荘重な響き、浮き立つような軽快なリズム、意識を高揚させる音色、演奏に生命力を与える音響――生活や行事に根づく太鼓に魅了され、アイルランド、中欧、インド、ブータンを飛び回って音楽学と民族芸能学の視点から調査を重ねた貴重な成果。