[BOOKデータベースより]
誰もやらないことをやる―今のソニーが失ったソニースピリットがこんなところで花開いていた!創業者、井深大・盛田昭夫のDNAを受け継いだソニーOBたちの驚くべき五つの挑戦を訪ね歩く。
第1章 日下部進とクアドラック(我々の生活を変えたFeliCa;はじまりは宅配小包仕分けの「無線タグ」 ほか)
第2章 近藤哲二郎とアイキューブド研究所(ハイビジョンテレビを変えたDRCの開発;他人のやらないことをやりたい ほか)
第3章 天貝佐登史とモフィリア(「五反田シリコンバレー」の長男格;AIBOの責任者としての苦悩 ほか)
第4章 大木充&林和義とヴォバイルジャパン(「はい、モバイルの林です」;盛田昭夫から引き継いだソニーのDNA ほか)
第5章 ソニーショップ「コール徳島店」(「お客様」を選別する;「ざけんじゃねぇよっ!んなもん、食っていけねぇよ」 ほか)
先日、あるジャーナリストがこんなことを言いました。
「ホンダもいよいよ“ソニー化”してきましたよ」
戦後日本の象徴的企業であったソニーが、いまや、“ダメな会社”の代名詞として使われるようになったことには、驚きとともに、深い悲しみを覚えました。
筆者の立石泰則氏は、ベストセラーになった文春新書『さよなら!僕らのソニー』で、ソニーがいかにして凋落したのかを描ききりました。これで、ソニーに関する著作は終わりにしよう、そう考えていました。
ところが、ある日、井深大や盛田昭夫といった創業メンバーから薫陶を受けた、古手のOBがこんなことを言いました。
「何物も恐れず、ひるまず、たとえ一人でも困難に立ち向かう姿勢こそが、ソニースピリット。そういう志を持った人たちが、OBであっても、現役であっても、肩書きや組織の大きさに関係なく集まるとき、その場所がソニーになるのです。さまざまな理由でソニーを離れて活躍する人たちに私はこう言いたい。『君がいる場所、そこがソニーなのだ』と。
この言葉に感銘を受けた立石氏は、ソニーを飛び出して活躍する“異端”たちを訪ね歩き、このOBの言葉が真実であることを確認します。
そこで、もう一度、「僕らのソニー」を探す旅に出たのです――。
SuicaやPASMOの技術を開発した日下部進(現Quadrac)、大ヒットシリーズ「WEGA」に搭載された高画質技術DRCを開発した近藤哲二郎(現アイキューブド研究所)を始め、技術からマネジメントまで5人の“異端たち”は今も第一線で活躍しています。そして彼らのいる場所は、たしかに「ソニー」でしだ。
誰もやらないことをやる――今のソニーが失ったソニースピリットがこんなところで花開いていました! 驚くべきソニーOBの五つの挑戦を紹介します。
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