[BOOKデータベースより]
12歳だったわたしは、サティアンに一人取り残された。地下鉄サリン事件から20年。オウム真理教教祖・麻原彰晃の後継者ともいわれた「アーチャリー」の人生が、はじめて明かされる。
第1章 一九八三年、船橋の松本家
第2章 サティアンで暮らす
第3章 事件と父の逮捕
第4章 唯一の正大師となって
第5章 教団から離れて、社会へ
第6章 大学生活と死刑確定
第7章 大学卒業後
第8章 事件と父―オウム真理教とは何だったか
地下鉄サリン事件から20年。オウム真理教教祖・麻原彰晃の後継者ともいわれた「アーチャリー」の人生が、はじめて明かされる。数奇な運命を辿った少女が見た「オウム」と「社会」とは。
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オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から20年。あの頃、教祖・麻原彰晃の後継者としてメディアを賑わせた、ひとりの女の子を覚えているだろうか。
アーチャリー正大師、当時11歳。社会から隔絶された地に育った彼女は、父の逮捕後も、石もて追われ、苦難の道を歩んだ。アーチャリーとしてではなく、松本麗華として、これまで歩んできた「オウム」「父」「わたし」のすべてを明かすことに決めた。
本書は、父の逮捕の日から止まっていた時計を、自らの手で動かそうとする苦闘の記録である。