[BOOKデータベースより]
『不思議の国のアリス』出版150年。ことば学というプリズムを通して、今なお世界中の人々を魅了することばと論理の多彩な輝きをとらえる。
地下の国へ
4×5=12?!―数字のマジック
ネズミの尾の上話―ねじれていく話
ぶっ飛ビル―ドタバタのメタ世界
おまえは誰じゃ?/おまえは大蛇!―かみあわない話
トンでもない豚児―変身話
おかしな茶会―ないのにあるとすます
白を赤に―問答無用
ニセ海亀の学校―しゃれ満艦飾
イセ海老のダンス―パロディ詩
ミセ掛けの裁判―ねばならぬなら、ねばならぬ
夢からさめて
出版後150年たつ今なお世界中の人々を魅了する『不思議の国のアリス』にこめられた遊び心や面白さを、ことばにこだわって読み解く。また、細かい語法や表現を虫眼鏡でじっとみる「虫の目」、鳥瞰図から大きな構図や仕掛けをみる「鳥の目」、時代の流れをこえてあせない魅力をみる「魚の目」といった多様な視点から迫るコラムも多数掲載し、ことば学というプリズムを通して、原著のことばと論理の多彩な輝きをとらえる。