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[BOOKデータベースより]
戦前は国粋主義団体を渡り歩き、戦中は陸軍特務機関に身を潜め、そして戦後は政界のキーマンを操った…ロッキード事件の渦中で世を去ったこの傑物の実像を、CIA文書など新発掘の米公式文書を基に描き出す。
「鉄砲玉」変身す―国粋主義青年からインテリジェンス工作員へ・戦前期
大陸で得たものは何か―インテリジェンス工作員から児玉機関長へ・戦中期
巣鴨プリズンでの証言―特務機関長からGHQの協力者へ・占領前期
辻政信と台湾義勇軍―GHQの協力者からG‐2秘密工作員へ・占領後期
「CIAスパイ説」の真相―G‐2秘密工作員からCIAの協力者へ・吉田政権期
政界工作と鳩山一郎総理の誕生―CIA協力者から政治プロデューサーへ・保守合同期
戦闘機選定でみせた「腕力」―政治プロデューサーからロッキード社秘密顧問へ・岸政権期
掌中の玉は河野一郎か、岸信介か―ロッキード社秘密顧問から安保改定の黒子へ・安保改定期
外交交渉と利権のはざまで―安保改定の黒子から日韓国交正常化の立役者へ・池田政権期
角栄、小佐野との接点は?―政治プロデューサーから政治ブローカーへ・佐藤政権期
六億円領収証の謎―政治ブローカーから背徳的フィクサーへ・田中政権期
明暗を分けた「ロッキード」の終わり―背徳的フィクサーとして死す・「角影」政権期
昭和裏面史の主役を、アメリカはどう見ていたか
戦前は右翼の大立者として、そして戦後は55年体制下のフィクサーとして暗躍した児玉。その生涯をCIA内部文書をもとに描き出す。
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