良寛

自由訳

世界文化社
新井満　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2009年02月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784418092000

内容情報

[BOOKデータベースより]

“良寛の生き方”とは、具体的にどのようなものであったのか？これがわかったようでいて、よくわからないのである。わからない時は、どうすべきか？良寛本人に、直接尋ねてみたら良いと思う。思うところあって私は、七百五十首以上あるという良寛・漢詩の中から、二十四首を厳選し、自由訳した。中年から晩年にかけて良寛はどのように考え、どのように感じながら日々を生きたのか？読者のそのような疑問にこたえるために、本書は執筆された。

春（薪を背負って山を下る；岩のそばに庵をつくる　ほか）
夏から秋へ（竹丘老人と酒を酌み交す；真夏の食あたり　ほか）
冬（厳寒の村を行く托鉢僧；色即是空の風吹きすさぶ　ほか）
再び春が…（川面に無数の桃の花びら；庵の戸を開け君を待つ）

[日販商品データベースより]

自由訳の名手である著者が、良寛の漢詩の中から２４首を厳選。中年から晩年にかけて良寛はどのように考え、感じながら日々を生きたのか。わかりやすい「自由訳」で、清貧の人・良寛の生き方、考え方に触れる。