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[BOOKデータベースより]
佐々井秀嶺―約四〇年間、一度も日本に帰国せず、灼熱の大地・インドで不可触民解放と仏教振興運動に命を捧げる僧侶がいる。今日、佐々井は全インドにちらばる仏教徒のみならず、その名を全インドに広く知られ、“不可触民解放の父・アンベードカル”の遺志を継ぐ大指導者として、ラジヴ・ガンディー以後、歴代大統領、首相たちで知らぬ者のない“荒法師”である。異国に生き、その他の何百万、何千万という民衆にかくも慕われ、その魂に溶け入った日本人がかつて存在しただろうか?女に悩み、“人間失格者”と自らに烙印を押してきた、悩み尽きない数奇にして波瀾万丈の彼の人生は、日本の民衆とインドの民衆が織りなす壮大なドラマである。
第1部 人間失格、そして出家(生い立ち;再び故郷へ;出家)
[日販商品データベースより]第2部 インドへ(汝速やかに南天竜宮城へ行け;インド仏教徒の中へ;さらに民衆の懐深く;国外追放の危機)
第3部 永遠の求道(大菩提寺奪還闘争;不屈の前進;無期限闘争宣言;秀嶺を取り巻く群像)
インドで不可触民解放と仏教復興運動に命を捧げる日本人の僧侶、“荒法師”佐々井秀嶺。悩み尽きない数奇にして波瀾万丈な彼の人生を、日本の民衆とインドの民衆が織りなす壮大なドラマとして綴る。