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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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- HonyaClub.comアンケート
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「怖い本」レビューコメント
設定が怖い。このあらすじを別に置き換えて想像すると更に怖さが増すような気がします。(夏/男性/40代)
- ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【いつもの1冊】 いっつも読んでる一冊。カフカ、ドイツ文学、そして何より読書嫌いだった私を読書の道に押し込んだのは、間違いなくこの本だろう。正確には改訳前の方が思い出深いのだけど、読み込んだのは圧倒的にこちらだ。高校の授業でほんのちょっぴり顔を見せたカフカに感動し、大学でカフカを勉強することを決めた。適当に地元の大学でいいや〜と言っていたせいか、その決断が熱血教師だった担任には嬉しかったらしい。「これ読んでもっと勉強しろ!」というようなことを言って(記憶があやふや)、生徒指導室に置いてあった改訳前の岩波文庫の『変身』をポンと私に手渡した。そんな独断であげていいものなんだろうか……と思いつつ、ありがたく頂戴した。すっごい焼けてて、正直汚いなって思いながらも、何度も読んだ。大学でカフカについて勉強している頃、大学帰りに立ち寄った本屋で改訳版が出ていることを知った。高校の頃を思い出し、改訳前後を読み比べるのも面白いだろうと思ってこちらも購入してみた。角川や新潮でもカフカの文庫本は出ているけれど、結局いつも岩波のものを読んでしまう。きっと、こういう思い出がそうさせるんだろうなぁ。
- でこ
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虫にはなりたくない。
主人公が虫になる、って内容は世界的にあまりにも有名。
さてどんなものかと読んでみると、ぬるっとした読後感。
良いとか、悪いとか、そんな言葉で言い表せない。カフカという人間の凄さを
がつん、と思い知らされた。
[BOOKデータベースより]
ある朝目ざめると青年ザムザは自分が1匹のばかでかい毒虫に変っていることに気づいた。以下、虫けらに変身したザムザの生活過程がきわめて即物的に描かれる。カフカ(1883‐1924)は異様な設定をもつこの物語で、自己疎外に苦しむ現代の人間の孤独な姿を形象化したといえよう。20世紀の実存主義文学の先がけとなった作品である。