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[日販商品データベースより]
生涯に一度だけ花をつけて枯れる植物。 四年越しにひらく花。
高さ数センチの樹木。 蜜を出さずに虫を呼ぶ花。 少しずつ感じる環境の変化。
北海道の屋根・大雪山− 高山に訪れる一瞬の夏。
厳しい環境に生きる植物とそこに集う生物たちをずっと見続けてきた生態学者による気づきの記録。
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北海道の中央に広がる大雪山の短い夏は、氷期からの記憶を宿す高山植物の宝庫です。
数万年前の気候変動の中で山に取り残され、天空の孤島のような環境に適応してきた植物たちは、それぞれに異なる姿や物語を持っています。
本書は北海道大学大学院地球環境研究科准教授である著者が、30年以上にわたり、大雪山の短い夏に通い続けてきたフィールド研究をもとに、花の形や咲く時期などにもあらわれる、動けないはずの植物が世代を重ねることで「旅」をし、変わりながら生き残ってきた痕跡を独自の優しい視点でまとめたエッセイです。