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[BOOKデータベースより]
分かち合う・支え合ういのち重視の循環再生へ。自発的「提携」による草の根のムーブメント。食・農の立て直しの潮流と社会変革を洞察。
1章 有機農業運動の萌芽(日本の急速な近代化と食の安全;一楽照雄の生い立ち;若月俊一とアカい学徒たち;一楽と産業組合;一楽の有機農業への道;梁瀬義亮のいのりの農法)
[日販商品データベースより]2章 母たち、農民たちの提携運動(母たちの提携運動;農民たちの提携運動 金子美登―一楽思想の実践農民;農民たちの提携運動 星寛治―一楽思想の伝道師)
3章 土へ回帰する闘士たち(藤本敏夫と藤田和芳の「大地を守る会」;槌田劭の「使い捨て時代を考える会」;消費者の自給農場「たまごの会」)
4章 一楽思想の根幹を見直す(一楽思想の根幹;福島から「提携」を考える;一楽に学ぶ諦めない生き方;人と自然)
5章 提携復活の鍵(先達に学ぶ;阿波の先達―賀川豊彦;提携グループの反省から考える;外国に学ぶ)
6章 世直し有機農業(海を渡る提携の思想;有機農民が地球を救う;農民は国の宝;助け合う関係)
かつて公害が日本列島を蝕み、農業でも農薬・化学肥料の多投が環境を壊し、食の安全を脅かしてきた。生存の危機に歯止めをかけるため、協同組合人だった一楽照雄は1970年頃から健全な農法として有機農業を提唱し、有機農業運動を全国的に繰り広げていく。また、生産者と消費者の合意で安全な有機農産物を流通させる仕組みの「提携」を後押しし、指針としての「提携10か条」をまとめていく。
一方、欧米では日本の「提携」にヒントを得た提携グループ(南フランスのアマップ、イタリアのGSA、アメリカ・ニューヨークのCSAなど)が誕生し、有機農業の発展を支え続けている。これに対し、日本では顔と顔が見える関係の「提携」は宅配に場を譲り、有機農業は停滞したままである。
そこで、有機農業運動の萌芽、パイオニアたちによる自発的「提携」の原点と展開を検証。一楽照雄の説いた「提携」の本質を明治の先駆者たちの足跡などを照らし合わせながら捉え直す。さらに新たな潮流を踏まえ、有機農業を基にした食・農のつながりの立て直しと生命重視の社会変革を考察する。