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草思社 山田宏一
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映画史にうごめく珍品絶品を発見し、眠れる名画名作を目覚めさせる夢の仮想映画館。人気連載に大幅加筆した映画ガイド風エッセイ。
とっておきの素晴らしき哉、映画!―『素晴らしき哉、人生!』「忠臣蔵」は日本映画の宝庫だった―『元禄忠臣蔵 前篇・後篇』世界のフェリーニ、世界のクロサワ―『8 1/2』『天国と地獄』春めく邦洋二本立て―『お嬢さん乾杯』『春の珍事』原典と模作―『天井棧敷の人々』『女と三悪人』チャップリン人形、矢場の丹下左膳―『サーカス』『丹下左膳餘話 百萬両の壺』トーキー初期の二本の名作―『淑女は何を忘れたか』『巴里祭』恐怖と戦慄の怪談映画―『牡丹燈籠』『妖婆 死棺の呪い』戦争の悲劇二題―『戰ふ兵隊』『誓いの休暇』ゴダールとヌーヴェル・ヴァーグ―『勝手にしやがれ』文豪の名作の映画化―『山椒大夫』『どん底』秋色深まる、人生の「秋」―『第三の男』『浮草』雪山のゴールド・ラッシュ、残雪の品川心中―『黄金狂時代』『幕末太陽傳』追悼吉田喜重、追悼ペレ―『秋津温泉』『勝利への脱出』夢は夢でも…―『春の夢』『夜ごとの美女』追悼佐藤蛾次郎、追悼ラクェル・ウェルチ―『男はつらいよ』『恐竜100万年』二本の不良少年映画―『大人は判ってくれない』『不良少年』未来都市と一軒家―『メトロポリス』『風前の灯』人魂は飛ぶ、川は流れる―『新釈四谷怪談』『ピクニック』春ともなれば…―『春の悶え』『カルメン故郷に帰る』〔ほか〕
映画史にうごめく珍品絶品を発見し、眠れる名画名作を目覚めさせる夢の仮想映画館。人気連載に大幅加筆した映画ガイド風エッセイ。現在ウエブ上に連載中の毎月二本立て映画紹介エッセイに加筆して単行本化した本。一昔前、街の映画館は一年中暦に合わせた二本立て興行を組んでいたものだが、ここでも仮想映画館として季節や話題にあった二本立て(邦画洋画二本立て)を考え、おすすめ作品を紹介してみようという映画ファン向けのエッセイ。どの作品を取り上げるかは無数の映画作品の中から著者愛着の作品、知られざる名作、忘れられた作品など、絶妙の選択により繰り出されるラインナップが楽しい。古今東西の映画の中から、面白い映画を見つけることでは当代一流の老練映画評論家が教えてくれる作品たちは今ネットで見ても楽しく味わい深いものばかり。まずクリスマスには毎年これを見よ、と言ってフランク・キャプラ監督『素晴らしき哉、人生!』から始まる。人生に絶望したジェイムス・スチュアートがクリスマスの日に2級天使に救われるというヒューマンコメディだが、懐かしきハリウッドの定型にのっとったストーリーながら笑いと涙は今でも十分堪能できる。毎年年末は邦画としては「忠臣蔵」が各社競作だったが本書では溝口健二監督の忘れられた『元禄忠臣蔵 前編・後編』を紹介している。戦時中に作られた本格時代劇だが、再見してその良さがわかったなどと著者は書いている。春は木下恵介監督の『春の夢』やハリウッド喜劇の『春の珍事』、夏は山本薩夫監督の『牡丹灯籠』とロシア映画の『妖婆死棺の呪い』などのホラーや怪奇もの。秋はロバート・マリガン監督『九月になれば』や小津安二郎監督の『浮草』…、名作と娯楽作品がごっちゃに推薦されているところが著者の評論の特徴である。本書はネット配信社会になって何でも見られる映画受容の時代にもいまだ有効な映画ガイド書でもあり、読むと今すぐにでもその作品を見たくなるという著者の映画評論の特徴が横溢している。また各作品についてのエピソード、見識は映画の歴史についての著者の幅広い知識がもとになって語られているので説得力充分であり面白い。ゴダールからアラン・ドロンまで、日々どんどん亡くなっていく映画黄金時代のスター、監督の追悼文や作品選定も往年の映画ファンたちには感慨深いだろう。木下恵介監督作品(『お嬢さん乾杯』『新釈四谷怪談』など)、高峰秀子作品(『あらくれ』『秀子の車掌さん』など)、若尾文子作品(『刺青』『女は二度生まれる』など)を多く取り上げている。86本紹介、周辺作品を入れると100本以上の案内。
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[BOOKデータベースより]
映画史にうごめく珍品絶品を発見し、眠れる名画名作を目覚めさせる夢の仮想映画館。人気連載に大幅加筆した映画ガイド風エッセイ。
とっておきの素晴らしき哉、映画!―『素晴らしき哉、人生!』
[日販商品データベースより]「忠臣蔵」は日本映画の宝庫だった―『元禄忠臣蔵 前篇・後篇』
世界のフェリーニ、世界のクロサワ―『8 1/2』『天国と地獄』
春めく邦洋二本立て―『お嬢さん乾杯』『春の珍事』
原典と模作―『天井棧敷の人々』『女と三悪人』
チャップリン人形、矢場の丹下左膳―『サーカス』『丹下左膳餘話 百萬両の壺』
トーキー初期の二本の名作―『淑女は何を忘れたか』『巴里祭』
恐怖と戦慄の怪談映画―『牡丹燈籠』『妖婆 死棺の呪い』
戦争の悲劇二題―『戰ふ兵隊』『誓いの休暇』
ゴダールとヌーヴェル・ヴァーグ―『勝手にしやがれ』
文豪の名作の映画化―『山椒大夫』『どん底』
秋色深まる、人生の「秋」―『第三の男』『浮草』
雪山のゴールド・ラッシュ、残雪の品川心中―『黄金狂時代』『幕末太陽傳』
追悼吉田喜重、追悼ペレ―『秋津温泉』『勝利への脱出』
夢は夢でも…―『春の夢』『夜ごとの美女』
追悼佐藤蛾次郎、追悼ラクェル・ウェルチ―『男はつらいよ』『恐竜100万年』
二本の不良少年映画―『大人は判ってくれない』『不良少年』
未来都市と一軒家―『メトロポリス』『風前の灯』
人魂は飛ぶ、川は流れる―『新釈四谷怪談』『ピクニック』
春ともなれば…―『春の悶え』『カルメン故郷に帰る』〔ほか〕
映画史にうごめく珍品絶品を発見し、眠れる名画名作を目覚めさせる夢の仮想映画館。
人気連載に大幅加筆した映画ガイド風エッセイ。
現在ウエブ上に連載中の毎月二本立て映画紹介エッセイに加筆して単行本化した本。
一昔前、街の映画館は一年中暦に合わせた二本立て興行を組んでいたものだが、
ここでも仮想映画館として季節や話題にあった二本立て(邦画洋画二本立て)を考え、
おすすめ作品を紹介してみようという映画ファン向けのエッセイ。
どの作品を取り上げるかは無数の映画作品の中から著者愛着の作品、知られざる名作、
忘れられた作品など、絶妙の選択により繰り出されるラインナップが楽しい。
古今東西の映画の中から、面白い映画を見つけることでは当代一流の
老練映画評論家が教えてくれる作品たちは今ネットで見ても楽しく味わい深いものばかり。
まずクリスマスには毎年これを見よ、と言ってフランク・キャプラ監督『素晴らしき哉、人生!』から始まる。
人生に絶望したジェイムス・スチュアートがクリスマスの日に2級天使に救われるというヒューマンコメディだが、
懐かしきハリウッドの定型にのっとったストーリーながら笑いと涙は今でも十分堪能できる。
毎年年末は邦画としては「忠臣蔵」が各社競作だったが本書では溝口健二監督の
忘れられた『元禄忠臣蔵 前編・後編』を紹介している。
戦時中に作られた本格時代劇だが、再見してその良さがわかったなどと著者は書いている。
春は木下恵介監督の『春の夢』やハリウッド喜劇の『春の珍事』、
夏は山本薩夫監督の『牡丹灯籠』とロシア映画の『妖婆死棺の呪い』などのホラーや怪奇もの。
秋はロバート・マリガン監督『九月になれば』や小津安二郎監督の『浮草』…、
名作と娯楽作品がごっちゃに推薦されているところが著者の評論の特徴である。
本書はネット配信社会になって何でも見られる映画受容の時代にもいまだ有効な映画ガイド書でもあり、
読むと今すぐにでもその作品を見たくなるという著者の映画評論の特徴が横溢している。
また各作品についてのエピソード、見識は映画の歴史についての
著者の幅広い知識がもとになって語られているので説得力充分であり面白い。
ゴダールからアラン・ドロンまで、日々どんどん亡くなっていく映画黄金時代のスター、
監督の追悼文や作品選定も往年の映画ファンたちには感慨深いだろう。
木下恵介監督作品(『お嬢さん乾杯』『新釈四谷怪談』など)、高峰秀子作品(『あらくれ』『秀子の車掌さん』など)、
若尾文子作品(『刺青』『女は二度生まれる』など)を多く取り上げている。
86本紹介、周辺作品を入れると100本以上の案内。