- ロボット座流星群
-
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2026年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784305710772
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[日販商品データベースより]
【概 要】
二年連続で短歌研究新人賞候補作に選ばれた著者が、ロボットや魔法少女がいる妄想の日々を詠った第一歌集。
この歌たちがこの世に在ることが嬉しい。うまく規格品になれない人に。
――鳥さんの瞼
めくってもめくっても秀歌
私にこんな自由律俳句まで詠ませた歌集は、これが初めてだ。
深山睦美……恐ろしい子!
――笹 公人
ロボットは熱湯風呂に芸人を落とした人を許さなかった
(中略)ダチョウ倶楽部は「押すなよ、押すなよ」と言いながら、じつは「落とせ」の合図を送っている。けれどロボットには、その「お約束」がわからない。
ただの虐待に見えたのだろう。しかし冷静に考えれば、たとえバラエティ番組であっても、熱湯風呂に突き落とされる人を笑ってよいのかという倫理的な問いは確かに残る。
そう考えると、むしろロボットのほうがまともに見えてくる。
深山さんは、淡々とつぶやくような口調と、どこかおかしみのある場面設定によって、世の歪みをすっと突いてくる。
――笹 公人 解説より
短歌を始める前から、いつも架空の世界の、架空の悲劇のことばかり考えていた。それは「壁の色が急に変わったらどうしよう」と考えるようなものだったかもしれない。
だがそれが短歌となって、歌集になった。どうか一人でも多くの出来の悪いロボットに届いて欲しい。
――著者あとがきより
本当に徴兵ですかオーロラを見たことのある私もですか
ロボットは熱湯風呂に芸人を落とした人を許さなかった
宗教を描けと言われたAIの出力までの長い七秒
ドラキュラは誰でも良いと言いながら若い娘の血ばかり吸った
包丁を握りしめればスクリーンショットの音が天より響く
<収録歌より>
KAIKAレーベルとは……
日本最古の歌集『万葉集』から、現代短歌まで。KAIKAレーベルは、日本文学、日本語、日本文化などの専門書、学術書、一般書を主に編集・出版してきた笠間書院が、ベテラン歌人の監修のもと、現代歌人の第一歌集を刊行するために立ち上げました。上代から現代まで、あらゆる文学をつなぐ架け橋のひとつです。