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[BOOKデータベースより]
〈いちようさん〉のお店で交錯するさまざまな人びと。祖母に育てられた専門学校生のかおると、大学生の祥一を中心に展開される「いちようさんの虹」「聖橋をわたる」の小説二篇、エッセイ二篇を採録。
小説(いちようさんの虹;聖橋をわたる)
[日販商品データベースより]エッセイ(往きて還りし―ICUでの十日間;降り積もる言葉)
本書は「言葉とヴィジュアルの交差」と銘打たれた雑誌「游魚」に掲載された「いちようさんの虹」「聖橋をわたる」の小説二篇、同じく「游魚」初出の「往きて還りし――ICUでの十日間」、静人舎リトルプレス「小さな声で」掲載「降り積もる言葉」のエッセイ二篇から成る。連作とも捉えうる小説二篇は〈いちようさん〉のお店や街そのもので交錯する人びとを描く。小説中の「小さな声でも語り続けていれば、その言葉は誰かに届くし、通じることがあると思う」は本書の通奏低音を成し、エッセイ二篇を読み進めて再び小説へと誘う、吸引力のある円環の世界、かつ開かれた世界への希求が示される。解説「歩行の速度」・保坂和志。