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扶桑社新書 571
扶桑社 森川友義
点
「議論を加速していく」「丁寧に説明していく所存です」etc.言語政治学で読み解く、責任から逃げる“構文”のカラクリ。高市内閣の行く末は「話し方」でわかる。
序章 語っているふりの技術(政治家構文とは何か?〜なぜ高市早苗の言葉は有権者に響いたのか〜)第1章 構文に堕ちた政治家たち〜政治家の話法解剖録 その1〜(安倍晋三〜「真摯に受け止める」ですべてを遮断する責任回避構文;岸田文雄〜「丁寧に検討します」で何も決めない引き延ばし構文;石破茂〜やたら詳しいのに伝わらない説明構文;小泉進次郎〜「意味があるかわからないけど意味がある」構文の極地)第2章 政治家構文の5類型とその文化的背景(なぜ政治家構文は似てくるのか?〜責任回避のメカニズム;構文が生んだ文化〜政治家の防御の歴史)第3章 構文化を打破した政治家たち〜政治家の話法解剖録 その2〜(小泉純一郎〜「ぶっ壊す!」に始まるワンフレーズ政治の突破力;高市早苗〜「強さ」を言葉に練り込む技術;神谷宗幣〜使命感で包み、断定で押し切る言語術;玉木雄一郎〜中道のリアリズムと言語の品格)第4章 構文の国際比較と有権者リテラシー(構文の国際比較〜世界と比べて見える日本の特徴;政治家構文に支配されない社会へ〜SNS時代の言葉と判断力)付録 21世紀に就任した総理大臣の構文一覧
テレビで政治家の話を聞いていて、丁寧に話しているのに、結局なにを言ったのかよくわからない。そんな感覚を抱いたことはないだろうか。それは、あなたの理解力の問題ではない。政治家が、答えないために答えたように見せる技術、すなわち「政治家構文」を使っているからである。 本書は、国会答弁、記者会見、演説にひそむこの政治家構文を、具体例をもとに徹底的に読み解く一冊である。責任をぼかす。論点をずらす。抽象語で煙に巻く。手続きの話にすり替える。政治家の言葉がなぜわかりにくいのか、その仕組みがはっきり見えてくる。 本書で取り上げるのは、たとえば次のような構文である。 ・安倍晋三に見られる「真摯に受け止める」責任回避構文 ・岸田文雄に特徴的な「丁寧に検討します」で結論を先送りする構文 ・石破茂に表れる「詳しいのに伝わりにくい」説明構文 ・小泉進次郎に典型的な「意味があるようで意味がない」ポエム構文 本書の面白さは、政治家の妙な言い回しを並べることにとどまらない。なぜ人は、答えになっていない言葉に納得してしまうのか。なぜ中身の乏しい言葉が、もっともらしく聞こえるのか。その背景にある政治、メディア、社会の構造まで視野に入れて解説する点にある。 さらに本書は、構文に依存しない政治家たちの言葉にも注目する。 ・小泉純一郎の「ぶっ壊す」に始まるワンフレーズ政治 ・高市早苗の「強さを言葉に織り込む」技法 ・神谷宗幣の「使命感で聴衆を巻き込む」語り ・玉木雄一郎の「中道と品位を備えた」発信 政治家の言葉を見抜く力は、政治の世界だけで役立つものではない。会議、交渉、プレゼン、上司への説明。私たちの日常にも、答えているようで答えていない言葉はあふれている。本書を読めば、言葉の印象に流されず、中身と責任を見抜く視点が身につく。 政治家の話が急に面白くなる。ニュースの見え方が変わる。言葉にだまされにくくなる。 本書は、そのための実践的な一冊である。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
「議論を加速していく」「丁寧に説明していく所存です」etc.言語政治学で読み解く、責任から逃げる“構文”のカラクリ。高市内閣の行く末は「話し方」でわかる。
序章 語っているふりの技術(政治家構文とは何か?〜なぜ高市早苗の言葉は有権者に響いたのか〜)
[日販商品データベースより]第1章 構文に堕ちた政治家たち〜政治家の話法解剖録 その1〜(安倍晋三〜「真摯に受け止める」ですべてを遮断する責任回避構文;岸田文雄〜「丁寧に検討します」で何も決めない引き延ばし構文;石破茂〜やたら詳しいのに伝わらない説明構文;小泉進次郎〜「意味があるかわからないけど意味がある」構文の極地)
第2章 政治家構文の5類型とその文化的背景(なぜ政治家構文は似てくるのか?〜責任回避のメカニズム;構文が生んだ文化〜政治家の防御の歴史)
第3章 構文化を打破した政治家たち〜政治家の話法解剖録 その2〜(小泉純一郎〜「ぶっ壊す!」に始まるワンフレーズ政治の突破力;高市早苗〜「強さ」を言葉に練り込む技術;神谷宗幣〜使命感で包み、断定で押し切る言語術;玉木雄一郎〜中道のリアリズムと言語の品格)
第4章 構文の国際比較と有権者リテラシー(構文の国際比較〜世界と比べて見える日本の特徴;政治家構文に支配されない社会へ〜SNS時代の言葉と判断力)
付録 21世紀に就任した総理大臣の構文一覧
テレビで政治家の話を聞いていて、丁寧に話しているのに、結局なにを言ったのかよくわからない。そんな感覚を抱いたことはないだろうか。それは、あなたの理解力の問題ではない。政治家が、答えないために答えたように見せる技術、すなわち「政治家構文」を使っているからである。
本書は、国会答弁、記者会見、演説にひそむこの政治家構文を、具体例をもとに徹底的に読み解く一冊である。責任をぼかす。論点をずらす。抽象語で煙に巻く。手続きの話にすり替える。政治家の言葉がなぜわかりにくいのか、その仕組みがはっきり見えてくる。
本書で取り上げるのは、たとえば次のような構文である。
・安倍晋三に見られる「真摯に受け止める」責任回避構文
・岸田文雄に特徴的な「丁寧に検討します」で結論を先送りする構文
・石破茂に表れる「詳しいのに伝わりにくい」説明構文
・小泉進次郎に典型的な「意味があるようで意味がない」ポエム構文
本書の面白さは、政治家の妙な言い回しを並べることにとどまらない。なぜ人は、答えになっていない言葉に納得してしまうのか。なぜ中身の乏しい言葉が、もっともらしく聞こえるのか。その背景にある政治、メディア、社会の構造まで視野に入れて解説する点にある。
さらに本書は、構文に依存しない政治家たちの言葉にも注目する。
・小泉純一郎の「ぶっ壊す」に始まるワンフレーズ政治
・高市早苗の「強さを言葉に織り込む」技法
・神谷宗幣の「使命感で聴衆を巻き込む」語り
・玉木雄一郎の「中道と品位を備えた」発信
政治家の言葉を見抜く力は、政治の世界だけで役立つものではない。会議、交渉、プレゼン、上司への説明。私たちの日常にも、答えているようで答えていない言葉はあふれている。本書を読めば、言葉の印象に流されず、中身と責任を見抜く視点が身につく。
政治家の話が急に面白くなる。ニュースの見え方が変わる。言葉にだまされにくくなる。
本書は、そのための実践的な一冊である。