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[BOOKデータベースより]
「日本型教育」はどう形成されたのか。「Edu‐Portニッポン」のように、政府主導で「日本型教育」の海外展開が推進されているが、「日本型」と形容詞をつけることで何を際立たせ、国の内外を架橋する知識交換にいかに資することができるかも考える必要がある。本書は、「日本型教育」の内実を歴史と現在の両面から考察すると同時に、日本社会の様々な専門家養成から照射される問題状況を解明し、「日本型」の文化や制度の将来像と国際的寄与を展望する。
序章 日本型憲法は海外展開するのか―日本型教育からの教示(瀧井一博)
[日販商品データベースより]第1部 日本型教育―問題の所在(「日本型」教育モデルを提示することの困難と可能性―世界の教育の多元化に向けたリソースとしての位置づけ(高山敬太);日本型教育を哲学する試み―京都学派が捉える教育の現在(瀬平劉アントン 門前斐紀);公教育と私教育―森絵都『みかづき』に描かれた日本型二元構造(井上義和))
第2部 歴史のなかの日本型教育(明治維新における教育の模索―長州藩、木戸孝允による出版への着眼を通して(齊藤紅葉);日本における学年学級制の成立経緯―一つの「日本型」教育の淵源(柏木敦);隅田川教養主義と本郷教養主義―東京における東側世界(椎名健人);政治教育協会と戦前日本の主権者教育―水野錬太郎の取り組みを中心に(西田彰一);「丸刈り」の誕生―戦争とロックンロールと教育と(平松隆円))
第3部 日本型教育の論じ方/問題性(制度の半歩外にある教育―三木清と三人の教師(大澤聡);「日本型」市民オペラから問われる教育の課題―「正典」の鑑賞から実践へ(大田美佐子);台湾における二宮金次郎像―脱植民地化という観点から問い直す「日本型教育」(許佩賢))
第4部 様々な「日本型」(「日本型」民主主義をめぐって―中間集団に着目して(宇野重規);日本型教育システムと政治家―首相の経歴から考える(待鳥聡史);「日本型」法曹は誕生したのか―法科大学院制度と「日本型」法曹(大中有信))
「Edu-Port ニッポン」のように、日本政府主導で「日本型教育」の海外展開が推進されている。本書は、「日本型教育」の内実を考察するとともに、教育学のみならず日本社会の様々な専門家養成から照射される問題状況を解明し、「日本型」文化や制度の将来像を描き出す。東アジア文化圏との比較を通じ、欧米型とは異なる普遍性を持った教育文化モデルを提示する。