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[BOOKデータベースより]
東日本大震災という、大きな「トリック」。被災した陸前高田市立博物館。一人生存した学芸員熊谷は、被災文化財「ふるさとの宝」をレスキューし、安定化処理という修復作業を。世界に類を見ないトリックへと、果敢に謎解きにチャレンジする。学芸員はどのように謎解きをしていき、名探偵となっていくのか。
一 東日本大震災
[日販商品データベースより]二 置手紙とレスキューの始まり
三 幸せ者の石坊君
四 自衛隊員のプレゼント
五 アカショウビンは二度生きる
六 骨角器と格闘
七 つっちぃ救出作戦
八 龍之介、ラジオ体操で走りまわる
九 レスキューされる絵と皆勤賞
一〇 かっこ船の安定化処理
一一 きらめくレスキュー
一二 あきらめない夢―ずっとふるさと陸前高田
一三 ようこそ、新生博物館へ
東日本大震災発生後15年。甚大な被害の岩手県陸前高田市。残ったのは「奇跡の一本松」のみ。「陸前高田市立博物館」や「海と貝のミュージアム」等の文化財はガレキに埋もれ、また流失した物もあった。博物館唯一の生存者、熊谷賢学芸員は意気消沈するが、文化財は「ふるさとのたからもの」と、敢然と立ち上る。津波が、どこをどう流れたか。文化財をどう埋没させたか。震災という数々のトリック、謎解きに果敢に挑戦する。ふるさと「陸前高田のたからもの」を、子どもたちや世界中に語り継ぎたい。悪臭に耐え、泥だらけになり、移植ベラで掘る。全てが手作業である。更に、安定化処理。永久保存、展示可能とする為だ。処理は世界中に前例がない。手探りで謎を解いていく。 被災博物館文化財レスキューの児童書は未刊行で、同書が最初である。執筆者さわは熊谷氏に詳細な取材を行い、かつ現地視察。諸処の資料にて執筆する。