自閉論の曙

非言語コミュニケーションの地平

批評社
高岡健　小道モコ　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2025年11月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784826507530

内容情報

[BOOKデータベースより]

ナチスに追われたＧ・フランクルの幻の論文２篇を完全翻訳！小澤勲に助けられ、フランクルに勇気をもらい、そしてわたしは明日も現場で青年たちとモメゴトとヨロコビを共有する。

１　古典紹介「言語と情動的接触」（Ｇ・フランクル）
２　未発表論文紹介「児童期の自閉―分析の試み」（Ｇ・フランクル）
３　ａｕｔｉｓｍ概念の変遷―和訳の前に相互関係の中で考える
４　いわゆる小澤論文と小澤の自己批判
５　自閉スペクトラム症を有する児童青年のカタトニー―歴史と現在
６　ＩＣＤ‐１１における児童青年精神医学
７　ＩＣＤ‐１１の神経発達症群
８　自閉スペクトラム症／アスペルガー症候群の「流行」

[日販商品データベースより]

80年以上前に自閉症を人間同士の相互関係の中で生起する事態としてとらえていたG・フランクルの未発表論文を完全翻訳。
さらに日本で自閉症の言語―認知障害説を発表し、精神医療改革運動を牽引した小澤勲の論考をもとに、「人と人との関係の中で生じる事象としての自閉」という視点が有する意義を再確認する。