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[BOOKデータベースより]
私たちはもう、「射精責任」という言葉がない世界には戻れない―。男性学、フェミニズム、同性愛、不妊、身体論から射精を巡る議論の過去・現在・未来を照らし出す。
ガブリエル・ブレア『射精責任』と日本の射精責任論(齋藤圭介)
[日販商品データベースより]第1部 日本の射精責任論(〈孕ませる性〉の自己責任―中絶・避妊から問う男の性倫理(沼崎一郎);孕ませる性と孕む性―避妊責任の実体化の可能性を探る(宮地尚子);膣内射精性暴力論の射程―男性学から見たセクシュアリティと倫理(森岡正博))
第2部 男性学・男性性研究からの問題提起―「射精」×「男性」(男性の「ケアの力」という課題―射精責任論とマスキュリニティ(伊藤公雄);『射精責任』と精子の行方(赤川学);男性の射精責任をどう考えるか(森岡正博);生殖に関する責任の共有に向けた男性支援へ(多賀太))
第3部 フェミニズムからの問題提起―「射精」×「フェミニズム」(「射精責任」と「女性の自己決定権」(江原由美子);性的同意と射精責任(菅野摂子);女性のリプロと男性の射精責任(塚原久美))
第4部 異性愛、自然性交、生殖をめぐる規範の外側からの問題提起(孕ませられない責任―男性不妊の文脈で「射精責任」を考える(竹家一美);異性間による射精責任を相対化する―同性間による人工授精とHIVの文脈から(新ヶ江章友);生殖する身体から避妊や妊娠の責任を考える(中真生))
男性の射精とその責任をめぐって(斎藤圭介)
私たちはもう、「射精責任」という言葉がない世界には戻れない――。
「望まない妊娠」は男性の「無責任な射精」が原因であると喝破したことで、刊行直後から大きな話題となったガブリエル・ブレア『射精責任』(村井理子訳、齋藤圭介解説)。そこからさかのぼること約30年前、日本ではすでに、男性の射精とその責任をめぐる議論が行われていた。
蓄積された知見を蘇らせるだけでなく、第一線で活躍する13名の研究者が現代における課題をそれぞれの専門領域から議論した。男性と射精をめぐる議論の現在地をあきらかにすると同時に、進むべき道を明らかにした論文集。