[日販商品データベースより]
故郷・北海道の廃墟で産業と都市の盛衰に思いを馳せ、秋田で村を守る奇怪な神・人形道祖神を巡って地元の人による「衣替え」を手伝い、青森では現役のイタコに亡き祖父の霊を降ろしてもらい、長崎では隠れキリシタンの子孫からその独特の正月飾りの作り方を習う……。
日本各地を旅し、美しい写真や親しみやすいレポートを通じてSNSで人気を集めている「道民の人」による、これまでの集大成といえる紀行文。
「忘れられがちな地方の風習や暮らしぶりを伝えたい、失われつつあるものを記録として残したい」という信念のもと、実際に現地を訪れて地元の人々と交流し、風習の背景にある歴史まで幅広く研究してきた長年の成果を、多数のカラー写真とともにまとめました。
過疎化や都市部への人口集中が進み、自然災害の際に「そんな不便な場所に住まなければいいのに」などと言われることもある地方にも、そこでしか成り立たない独自の歴史と文化があること。
日本のなかにあって「遠国=遠い場所」のようになってしまった地方の豊かさに、改めて気付かせてくれる1冊です。
【目 次】
序にかえて
第1章 北の斜陽 ――消える北海道の産業、そして街…
第2章 異形の神々が佇む村 ――秋田の人形道祖神
第3章 死者の婚姻 ――東北と雪の死生観(山形・青森)
第4章 最後のイタコに会いに行く ――死者の口寄せと実像のイタコ(青森)
第5章 隠れキリシタンを訪ねて ――島原・天草巡礼記(長崎・熊本)
第6章 祇園坊主の里 ――中世を垣間見る奥三河の祭礼たち(愛知)
第7章 紀伊山地と十津川村 ――この世界に果て無し(奈良)
おわりに
主な参考文献
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