- 認識と行動の地球環境学
-
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784772281294
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[BOOKデータベースより]
第1章 価値認識と地球環境
[日販商品データベースより]第2章 価値観の多様性と社会システム変容に向けた課題
第3章 環境配慮型のライフスタイルに向けた認識と行動の変容
第4章 日本の伝統知「柿渋」による脱プラスチックへ―利用価値介入を取り入れたSTEAM教育プログラムデザイン
第5章 人と自然の関わり―自然共生社会の実現に果たす役割
第6章 ケアシステムの社会実装
第7章 規範と制度―予防原則を例に
第8章 脳と環境との相互作用による社会性の形成
第9章 水のナラティブが生まれる知識空間のデザイン
第10章 AI社会における人と社会と環境
地球環境学は50年の歴史をもつ。これまでは自然科学を中心にさまざまな分野から,地球環境の危機が指摘されてきた(地球温暖化や水環境,砂漠化,生物多様性など)。今日は,単に危機が提唱されるだけでなく,さまざまな分野の定量的な分析をもとに「プラネタリー・バウンダリー」越えの問題が,毎年分野別に図として国際社会で提示され,早急の解決が求められる重要課題となっている。その結果,現在の地球環境学は,自然科学だけでなく経済学や法学,公共政策学などの社会科学のほか,哲学や倫理学など人文学に及ぶ進化をとげている。
多くの分野が関係する新たな地球環境学について,社会科学・人文科学の多分野と地球環境学との関連を文理横断の視点から俯瞰してコンパクトにまとめた本が,シリーズ「未来社会をデザインする」である。
「包摂」(Inclusion)と「正義」(Justice)の観点から考察したI巻につづき,II巻では,人間側の「認識」(Cognition)と「行動」(Behavior)をテーマに,課題を洗い出す。分野別に地球環境学との関連を述べた全10章を通読すると,以下のキーワードについて,地球環境学との関連が深く理解でき,文理横断の観点からの課題解決の方向性がみえてくる。
[II巻で扱う主なキーワード]
集団の世界観,利己性と利他性,リスク心理学,行動経済学,ESG投資,ナッジ,災害トラウマ支援,予防原則,ナラティブ,AI社会,直感的判断と論理的判断,短期的視点と長期的視点,同調性と独自性,人間主審主義と環境原理主義,人と自然の分離主義と非分離主義,IPBES,Six Americans, Five Japanese, OECDのBASICフレーム,など。