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園芸×作業がWellーbeingな未来を創る
クリエイツかもがわ 岩崎寛 早坂友成 澤田みどり 川村明代 田崎史江
点
園芸作業療法は、自然との関係性を取り戻し、人と人とを結び直し、より包摂的な社会を育む。
第1章 植物と園芸の基礎知識第2章 一歩一歩の積み重ね「園芸作業療法」の実践紹介(精神領域 作業療法の原点―こころとからだを癒す「園芸療法」精神障害のある人に対する精神科作業療法や精神科デイケアでの取り組み;身体領域 園芸が生きがいや新たな役割につながる 回復期リハビリテーション病棟での導入と実践の過程 ほか)第3章 農業×福祉の挑戦(健康寿命上位県の滋賀、医療や介護でノウフク連携!?―“つながり”を生む暮らしの実現へ;農家に嫁いだ作業療法士が取り組む農福連携 ほか)第4章 農耕・園芸を用いたリハビリテーション(世界の流れに追いついた日本の園芸療法;海外における園芸療法の始まりから現代まで ほか)第5章 園芸療法と作業療法の協働でよりよい支援を(これからの園芸作業療法―園芸療法の視点から;園芸を用いた療法の展望―作業療法の観点から)
人類がこの地球上に誕生した時から、植物の恵みを受け、食糧や生活用品の素材として植物を栽培するようになり文明が築かれた。ハーバード大学のエドワード・オズボーン・ウィルソン博士の提唱したバイオフィリア理論では、「人は生まれつき植物と親密な関係をもっており、本能的に植物を求めているため、自然と繋がり、『快適さ、心地よさ』を得ることで、生物が本来もっている特性である『自然治癒力』を高め、自らの力でストレスを軽減する方向に働く」とある。 農耕・園芸の治療的利用の源流は、作業療法の歴史とともにある。日本では、1990年代初頭から精神病院で作業治療の手段としてもちいられ、知的障害児・者の養護教育や作業所、授産施設の作業種目として作業種目の一つとしてもちいられてきた。欧米では2度の世界大戦後、退役軍人病院で行われたさまざまな種目の中で、作業療法の種目として導入された園芸は大きな効果をもたらし、1973年にはアメリカ園芸療法協会の前身である団体が設立され、1990年代には、園芸療法という名称で日本にも取り入れられた。 園芸療法とは、「植物や植物が育つ環境、植物に関連する諸活動を通して、身体や精神機能の維持・回復、生活の質の向上をはかる」と定義されている。そして現在も、作業療法士、園芸療法士をはじめとする専門職が、病院、高齢者施設、就労支援などにおいて、農耕・園芸を積極的に取り入れ、対象者の支援に活用している事例がある。 このように、人の生活において植物は身近な存在であり、歴史上からも作業療法と農耕・園芸との関連は深く、現在においても実践的に取り入れられている事例があるが、それらを総合的にまとめた書籍はみられない。また、園芸療法をはじめたいと思っている人から、「何からはじめたらよいのか?」という質問がよくある。そういう人たちにとって、実践的に園芸療法を取り入れている事例は役に立つものであると考える。そこで本書では、園芸を用いた作業療法=園芸作業療法と位置づけ、作業療法士をはじめとする医療・福祉専門職や、医療機関・福祉施設で働くスタッフ向けに、農耕・園芸を用いた実践や、事例報告を通して、その効果について共有できることを目指し、また作業療法士、園芸療法士が現在さまざまな分野で、どのように農耕・園芸を活用しているか、モデルとしての実践とノウハウを紹介する。本書の出版により、作業療法士が分野を超えた共通のツールとしての農耕・園芸を活用できるきっかけをつくることや、リハビリテーションにかかわる他職種も園芸療法への理解が深まること、園芸療法士との連携のきっかけづくりとなることを目指し、園芸療法初心者にもわかりやすいガイドブックをつくりたい。そして今後、作業療法、園芸療法を含むリハビリテーションにおいて、対象者により質の高いサービスを提供し、職員が元気になるとともに対象者の生活が豊かになることを期待する。
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那須田淳 okama みうらかれん
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2017年11月発売】
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【2017年01月発売】
1位
又吉直樹
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
園芸作業療法は、自然との関係性を取り戻し、人と人とを結び直し、より包摂的な社会を育む。
第1章 植物と園芸の基礎知識
[日販商品データベースより]第2章 一歩一歩の積み重ね「園芸作業療法」の実践紹介(精神領域 作業療法の原点―こころとからだを癒す「園芸療法」精神障害のある人に対する精神科作業療法や精神科デイケアでの取り組み;身体領域 園芸が生きがいや新たな役割につながる 回復期リハビリテーション病棟での導入と実践の過程 ほか)
第3章 農業×福祉の挑戦(健康寿命上位県の滋賀、医療や介護でノウフク連携!?―“つながり”を生む暮らしの実現へ;農家に嫁いだ作業療法士が取り組む農福連携 ほか)
第4章 農耕・園芸を用いたリハビリテーション(世界の流れに追いついた日本の園芸療法;海外における園芸療法の始まりから現代まで ほか)
第5章 園芸療法と作業療法の協働でよりよい支援を(これからの園芸作業療法―園芸療法の視点から;園芸を用いた療法の展望―作業療法の観点から)
人類がこの地球上に誕生した時から、植物の恵みを受け、食糧や生活用品の素材として植物を栽培するようになり文明が築かれた。ハーバード大学のエドワード・オズボーン・ウィルソン博士の提唱したバイオフィリア理論では、「人は生まれつき植物と親密な関係をもっており、本能的に植物を求めているため、自然と繋がり、『快適さ、心地よさ』を得ることで、生物が本来もっている特性である『自然治癒力』を高め、自らの力でストレスを軽減する方向に働く」とある。
農耕・園芸の治療的利用の源流は、作業療法の歴史とともにある。日本では、1990年代初頭から精神病院で作業治療の手段としてもちいられ、知的障害児・者の養護教育や作業所、授産施設の作業種目として作業種目の一つとしてもちいられてきた。欧米では2度の世界大戦後、退役軍人病院で行われたさまざまな種目の中で、作業療法の種目として導入された園芸は大きな効果をもたらし、1973年にはアメリカ園芸療法協会の前身である団体が設立され、1990年代には、園芸療法という名称で日本にも取り入れられた。
園芸療法とは、「植物や植物が育つ環境、植物に関連する諸活動を通して、身体や精神機能の維持・回復、生活の質の向上をはかる」と定義されている。そして現在も、作業療法士、園芸療法士をはじめとする専門職が、病院、高齢者施設、就労支援などにおいて、農耕・園芸を積極的に取り入れ、対象者の支援に活用している事例がある。
このように、人の生活において植物は身近な存在であり、歴史上からも作業療法と農耕・園芸との関連は深く、現在においても実践的に取り入れられている事例があるが、それらを総合的にまとめた書籍はみられない。また、園芸療法をはじめたいと思っている人から、「何からはじめたらよいのか?」という質問がよくある。そういう人たちにとって、実践的に園芸療法を取り入れている事例は役に立つものであると考える。
そこで本書では、園芸を用いた作業療法=園芸作業療法と位置づけ、作業療法士をはじめとする医療・福祉専門職や、医療機関・福祉施設で働くスタッフ向けに、農耕・園芸を用いた実践や、事例報告を通して、その効果について共有できることを目指し、また作業療法士、園芸療法士が現在さまざまな分野で、どのように農耕・園芸を活用しているか、モデルとしての実践とノウハウを紹介する。
本書の出版により、作業療法士が分野を超えた共通のツールとしての農耕・園芸を活用できるきっかけをつくることや、リハビリテーションにかかわる他職種も園芸療法への理解が深まること、園芸療法士との連携のきっかけづくりとなることを目指し、園芸療法初心者にもわかりやすいガイドブックをつくりたい。そして今後、作業療法、園芸療法を含むリハビリテーションにおいて、対象者により質の高いサービスを提供し、職員が元気になるとともに対象者の生活が豊かになることを期待する。