- 凍てつく川を越えて逃げる
-
スターリン体制を逃れたウクライナのドイツ人
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784750518862
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[BOOKデータベースより]
平穏な暮らしを願った信仰共同体〈メノー派〉は、数世代にわたり流浪を余儀なくされた。生き延びるため、信仰を守るため、銃弾をかいくぐり、川を渡った。波乱に満ちたその歴史を史料の丹念な読み込みと現地取材によって鮮やかに浮かび上がらせる、渾身の歴史ドキュメンタリー。
序章 メノー派とは
[日販商品データベースより]1 オランダからドイツ北部、そしてウクライナへ(オランダからドイツ北部へ;ドイツ北部からウクライナへ)
2 ウクライナでの生活(良き時代―一九世紀半ばまで;ロシア化政策、産業発展、反ドイツ人感情;苦難の時代―第一次世界大戦、社会主義革命、内戦、大飢饉)
3 スターリンの圧政とメノー派移民の抵抗(スターリンの圧政とメノー派移民の抵抗―西シベリアの状況;モスクワ経由の北アメリカ移住に立ちはだかる困難)
4 凍てつくアムール川を越えてハルビンへ(凍てつくアムール川を越えてハルビンへ)
5 新しい世界への移住(ハルビン難民のアメリカ移住―ヤコブ・ノイフェルト一家 一九三〇年九月‐一一月;ハルビン難民のパラグアイ・ブラジルへの出発―フランスから出航、一九三二、三四年;パラグアイとブラジルにおける入植活動)
【生きのびるため、信仰を守るため、銃弾をかいくぐり、川を渡った】
オランダから北ドイツを経てロシアへ移り住み、困難な開拓の末に平和で豊かな暮らしを手に入れたメノー派の人々。
だが、国家体制の激変とともに、飢饉と暴力、粛清が襲いかかる。
国外脱出のほか、生き延びる道は残されていなかった──。
いま戦火に覆われているウクライナの地で、かつて何があったのか。
半世紀にわたり、史料の奥に息づく人々の生きる姿を見つめ続けてきた歴史家が、踏みつけられた者たちの声なき声に耳を澄まし、その叫びと願いを甦らせる。