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[日販商品データベースより]
文章を綴って16年、文章を書けば書くほど目にする対象物全てに興味はつきなく、ますます好奇心が深まるばかりだ。人ばかりではなく植物、生き物との出会いを綴っている。
点と点がつながり線となり、線と線がつながり交差し立体化するように、人と人がつながり会話が生まれ次から次へとふれあい連鎖が生まれてくる。人とともに多くの生き物や植物の出会いと交流を通して、自身の中に潜む潜在能力を発見する喜びがある。
解説より
エッセイ「ひとりぼっちではなかった」を、本書の冒頭三番目に配しています。一番目の「座右の銘に学ぶ」、二番目の「創作活動の原点・日野原重明先生からの言葉」は、山口さんの信念と経歴を紹介したプロローグであり、三番目の「ひとりぼっちではなかった」が事実上の巻頭エッセイとなります。しかしここで描かれているのは、「幸運な出会い」とは正反対の、まことにショッキングな「怨憎会苦」(おんぞうえ:憎しみや恨みの対象と出会う苦しみ)そのものなのです。理不尽な仕打ちを受けて転職先の会社を一年余りで去らねばならなくなった屈辱。しかしその時、文筆仲間からの手紙に励まされ、自分はひとりではなかったと気づく。
大きなものを失った後、すべてを失ったわけではない自分に出会い、その自分を大切にして研鑽を積んでこられた、それが今日の作家・山口政行を生んだのです。本書は、病との「出会い」から回復し若々しい生命力を取り戻す中で、「怨憎会苦」を「幸運な出会い」にまで高めた山口さんの「作家」としての歩みを辿ったものと言えます。それは、病める現代に生きる我々を励まし、「出会い」によって未来を切り開く勇気を与えてくれるのです。