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[BOOKデータベースより]
基本編―「主体的・対話的で深い学び」との関係は?教師が指導性を発揮することは悪いことなの?現場教師の様々な疑問に答えます!実践編―豊富な資料やハイライト動画とともに、全国の小・中・高等学校9校の取組を掲載。授業づくりのポイントを分かりやすく伝えます!「子供をみる目」「授業をみる目」を豊かにするためのヒントが満載!
基本編1 これからの時代に求められる子供たちの資質・能力
[日販商品データベースより]基本編2 「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」の意義
基本編3 「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」に関するよくある疑問
基本編4 「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」をどのように進めていくのか?
実践編0 実践編の内容と読み方・使い方
実践編1 全ての子供が熱中できる単元づくり〜「ワクワク」と「資質・能力」のどちらも諦めない!戸田市立戸田東小学校の挑戦〜
実践編2 子供一人一人が学びの主役となる「複線型」授業づくり〜学習の自己調整と協働をICTが支える!富山市立芝園小学校の挑戦〜
実践編3 自律した学び手を育む「山吹セレクトタイム(YST)」〜「豊かに学び合う環境」で子供の学びに寄り添う!名古屋市立山吹小学校の挑戦〜
実践編4 子供と教師がともに追究する「主体的・対話的で深い学び」〜「単元マップ」と「豊富な手立て」で誰一人取り残さず学習のゴールへと導く!加賀市立山代中学校の挑戦〜
実践編5 1人1台端末の活用を軸にした「生徒が主体的に学ぶ授業」〜「ラーニングガイド」×GIGA×教師の支援で学びの質を高める!吉田町立吉田中学校の挑戦〜
実践編6 「生徒が自分たちで考え、探究する授業」づくり〜ICTを活用した探究的な学びと豊かな協働で生徒の学びを深める!宮城県仙台第三高等学校の挑戦〜
実践編7 一人で、粘り強く、最後まで探究する「フリースタイルプロジェクト」〜子供の多様性を前提に「学び続ける子供」を育てる!天童市立天童中部小学校の挑戦〜
実践編8 「好き」から始まる「My探究」〜学年に応じたステップで課題発見・解決能力を育む!福山市立福山中学校の挑戦〜
実践編9 地域と共に、地域の課題を解決する「笛吹グローカル」〜生徒一人一人の思いを生かした探究により、社会に必要とされる資質・能力を育成する!山梨県立笛吹高等学校の挑戦〜
本書の概要
「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」に関しては令和答申以降、「具体的にどのような実践に取り組んでいけば良いか分からない」「学習指導要領との関係性が分からない」など多くの疑問が寄せられていました。本書は、「個別最適な学びと協働的な学びの 一体的な充実」に向けた授業づくりを行う上で、基本となる考え方、小・中・高等学校の挑戦的な9つの事例を掲載しています。
本書からわかること
「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」とは?
@ 個別最適な学び
教室にいるたくさんの子供たちは、様々な個性や特性を有しています。耳で聞いて理解をするのが得意な子供もいれば、目で見て理解するのが得意な子供もいます。また、話すことでアウトプットをするのが得意な子供もいれば、書くことでアウトプットをするのが得意な子供もいるでしょう。教室にいるA さんにとって「主体的・対話的で深い学び」が実現できる授業は、果たしてB さんにとっても「主体的・対話的で深い学び」ができるものとなるのでしょうか。
日本語を家であまり話さない子供、特異な才能のある子供、発達障害の可能性のある子供、不登校や不登校傾向のある子供、家にある本の冊数が少なく学力の低い傾向が見られる子供……。教室の中には、実に多様な子供たちが共に学んでいる状況であることをまずは理解しないといけないのです。
特定の指導方法や学習方法を全員に対して採用したからといって全ての子供の学びを「主体的・対話的で深い学び」にできるとは限らず、子供一人一人の興味・関心や学習特性を踏まえながら、学びの実現を目指していくことが重要となります。こうしたことが、令和答申において「個別最適な学び」が提唱された背景にあります。
A 協働的な学び
子供一人一人の学習特性に応じた学びにより、誰一人取り残さず全ての子供に資質・能力の育成を目指していくため、「個別最適な学び」を目指していくのであれば、それぞれの子供が異なる学習課題に対して一人で学んでいる姿が理想と言えるでしょうか。
子供同士の協働、教職員や地域の人との対話等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」は、子供たちがよりよく資質・能力を身に付ける上で不可欠です。子供たちが学校教育を通じて、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、様々な社会的な変化を乗り越えて、持続可能な社会の創り手となることができるようにするためには、「個別最適な学び」が「孤立した学び」に陥ることのないよう、「協働的な学び」と一体的に充実していくことが大切なのです。