- 古島一雄の布石
-
明治の侠客、昭和の黒幕
近代日本メディア議員列伝 4巻
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784422301044
[BOOKデータベースより]
杉浦重剛に私淑、『日本人』『日本新聞』記者を経て、犬養の懐刀、吉田内閣の指南役として活躍した浪人代議士の生き様に迫る。
序章 忘れられた神田の「彦左」
第一章 算盤と十文字槍
第二章 「車輪の下」から復帰
第三章 政治部記者の武者修行
第四章 雲の切れ間からスンカンを垂れる
第五章 「理想選挙」の旗印
第六章 一言居士から「ご意見番」へ
終章 「黒幕」にあらず、「彦左」にあらず
1865年(慶応元)但馬国豊岡に生まれた古島一雄は、小学校卒業後に上京して共立学校、同人社などに学び杉浦重剛に私淑し、三宅雪嶺の雑誌『日本人』(のち『日本人及日本人』)記者、『日本新聞』記者となって正岡子規らと日清戦争に従軍。『九州日報』主筆、『万朝報』記者を経て、1911年(明治44)衆議院議員当選。犬養毅に心酔し立憲国民党、革新倶楽部に所属、普通選挙法確立のため尽力した。1924年(大正13)護憲三派内閣で逓信政務次官、1932年(昭和7)貴族院勅選議員。戦後は幣原内閣の入閣要請を固辞し、自由党総裁鳩山一郎の後任を懇請されたが吉田茂を推薦。吉田内閣の指南番として活躍した。杉浦重剛の薫陶を浴びてアジア主義と忠君愛国を心の底に刻みつけた古島の、メディア議員としての生き様をたどる。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 議院規則等に関する書類
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2013年01月発売】
- 平野貞夫・衆議院事務局日記 第5巻
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2020年10月発売】
- 消費税国会の攻防
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2012年05月発売】