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[日販商品データベースより]
本書の概要
1人1台端末やクラウド環境といったデジタル学習基盤が整備された現在、児童生徒に育てるべきは情報活用能力である。本書では、「デジタル学習基盤」や「情報活用能力」についての基本事項をふまえた上で、情報活用能力を育成するための実践例を紹介する。
本書からわかること
そもそも「情報活用能力」とは?
「情報活用能力」は、現行の学習指導要領解説では「世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力」と定義されています。
「言語能力」「問題発見・解決能力」と共に学習の基盤となる資質・能力と位置づけられ、教科等を限定することなく育成することが求められています。
「情報活用能力」の要素
文部科学省(2019)は「情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン―平成30年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より―」で、「A. 知識及び技能」「B. 思考力、判断力、表現力等」「C. 学びに向かう力、人間性等」に沿って「情報活用能力」の要素を分類しています。
A. 知識及び技能
1 情報と情報技術を適切に活用するための知識と技能
2 問題解決・探究における情報活用の方法の理解
3 情報モラル・情報セキュリティなどについての理解
B. 思考力、判断力、表現力等
1 問題解決・探究における情報を活用する力(プログラミング的思考・情報モラル・情報セキュリティを含む)
C. 学びに向かう力、人間性等
1 問題解決・探究における情報活用の態度
2 情報モラル・情報セキュリティなどについての態度
「情報活用能力」と聞くと上記のA-2やB-1などを思い浮かべがちですが、端末の基本的な操作を習得することや、情報モラル・情報セキュリティについての理解や態度などについても育成が求められています。
「情報活用能力」を育てるには?
前述のとおり、「情報活用能力」は特定の教科や時間の中だけで育成するわけではありません。
では、たとえば、端末を使用する上で基本となるキーボード入力などは、どんな時間に、どのように指導するとよいでしょうか?
また、情報活用とは、探究的な学びの中にどのように位置づけられるのでしょうか?
さらには、情報モラル・情報セキュリティについてはどうでしょうか?
どの時間、どの教科で教えてもよい(あるいは、どの時間、どの教科でも教えるべきである)からこそ、指導に難しさもあると思われます。