[BOOKデータベースより]
サンプル調製やデータ解析で陥りがちなピットフォールを攻略し、ヒト微生物叢の本来の姿を捉える。
第1章 マイクロバイオーム研究をはじめる前に考えること(ヒトマイクロバイオーム研究の全体像(服部正平);データベースの意義とその整備(黒川顕);細菌の分類と命名(坂本光央))
第2章 腸内微生物叢のマイクロバイオームデータの生産(微生物叢DNAの抽出技術の開発状況および酵素法プロトコール(服部正平;小宮恵子);腸内細菌叢DNAの抽出技術(ビーズ法プロトコール)およびライブラリ調製(関口勇地) ほか)
第3章 その他の微生物叢のマイクロバイオームデータの生産(皮膚細菌叢のマイクロバイオーム解析(松岡悠美);唾液微生物叢のショットガンメタゲノム解析(矢原耕史) ほか)
第4章 細菌株の性質の解析(菌株単離・培養と選定・釣菌、保存(成島聖子;坂本光央))
第5章 マイクロバイオームデータの関連解析(ヒト遺伝子―塩基多型(SNP)とマイクロバイオームの関連解析(北岡寛己;友藤嘉彦;岡田随象);環境因子(食事、生活習慣、薬剤)や疾患とヒトマイクロバイオームの関連解析(西嶋傑;永田尚義))
あなたの扱うマイクロバイオームデータ,正しく取得,解釈できていますか? 対象が複雑ゆえに多い研究の落とし穴を,“達人”たちが徹底フォローします.腸内細菌叢を軸に,真菌・ファージの解析や,皮膚・口腔などの微生物叢の解析まで網羅.実験の戦略や起こりうる問題への対処法を詳述し,ヒトのデータと結びつける方法も紹介しています.確かな知見を導き出すための必携書