[BOOKデータベースより]
本書は、相対化し多様化している公共部門の労働法について、その背景にある歴史や法原理・法原則を明らかにしつつ、大きく変動している現実の法制度の運用と解釈について正確かつ精緻に解説と分析を行い、将来に向けた改革の視点を提示することを試みたものである。(「やや長いはしがき」より)。実務と研究を融合した、初の基本書。国家公務員/地方公務員/独立行政法人職員/地方独立行政法人職員/国立大学法人職員/公立大学法人職員/国立病院機構職員/地方公営企業職員…
第1章 総論(歴史1―公共部門労働法の沿革;公共部門労働法の体系 ほか)
第2章 労働基本権(沿革;団結権 ほか)
第3章 勤務関係・労働関係(法的性質;任用の基本原則 ほか)
第4章 勤務条件・労働条件の内容(勤務条件の決定・変更の枠組み;給与 ほか)
第5章 紛争解決の手段(概説;苦情相談 ほか)
公務員をはじめ,公共部門で働く職員の労働関係を規律する「公共部門労働法」。労働法と公務員法に精通した研究者と実務家が協働して,大きく変動する現実の法制度の運用と解釈を,歴史や法原理を踏まえて正確かつ精緻に解説・分析。将来に向けた視点を提示する。