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[日販商品データベースより]
書誌学は、文学作品を読み解くため何の役に立つのか。書誌学とは何か。
古典を理解するには、それを保存する書物をも知る必要がある。
書物との対話の方法を鮮やかに示し、第39回角川源義賞【文学研究部門】を受賞した、名著の新訂版。
巻物や冊子といった書物の形態や装訂にはヒエラルキーがあり、作品内容の「格」と深く結びついている。漢字・片仮名・平仮名の使い分けと書物の製作にも相関性があり、それを見抜いた上で作品を読み解いていかなければならない。
既存の文学研究では明らかにできなかった「読み」を示す、古くて新しい書誌学の具体的活用法!
新訂版刊行にあたっては、初版を訂正したほか、書誌学用語・人名・作品名を中心にルビを多く振り、初学者にも配慮した作りになっています。
【本書にまとめた論文は、「書誌学研究は文学研究において何の役に立つのか」という、世に珍しい書誌学の研究所に所属し、古典籍に囲まれながら書誌学の講義を二十年続けてきた自分にとっての、大きな命題に対する答えとして書いてきたものである。……書誌学は文学研究の基礎を固める学問である、これを疎かにした研究を行うと永遠に真実に辿り着けないのである。既存の文学研究に何が足りなかったのか、そのことを考えることが、書誌学を役立たせる方法をはっきりと教えてくれたのである。】……「あとがき」より
【内容を深く検討するためには、まずその本文の器たる書物の書誌的な情報を抽出し、それを活かしてその本文の性格や価値を確定した上で、研究に用いるように心掛けることが大切であることを明らかにできたものと確信する。これを行うことによって、誤りが少ないより本格的で深い研究が可能となるのである。……基礎的にして即物的でもあるこの研究方法の有効性は、考察を重ねても揺らぐことはないはずである。】……「おわりに――本書で明らかにしたこと――」より