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[BOOKデータベースより]
犯罪の軽重にかかわらず、罪を犯した少年に再犯をさせないこと。それが日本の更生保護政策の最優先課題だ。では、一九九七年に神戸連続児童殺傷事件を起こした「酒鬼薔薇聖斗」は本当に更生したのか。再犯の恐れは消えたのか。その境界はじつに不確かなものだ。事件の記録をゴミ扱いした裁判所の無関心からメディアと社会の変容まで、少年事件を追い続けるジャーナリストが、無数の「少年A」たちのその後を問う。
プロローグ
第1章 酒鬼薔薇聖斗は更生したのか―国が考える「絶対必要条件」
第2章 なぜ司法は事件記録をゴミあつかいしたか―裁判所という「閉じた世界」
第3章 酒鬼薔薇と永山則夫は何が違うか―「実名」が消えた少年事件
第4章 精神鑑定はなぜトレンド化したか―「発達障害」の多用が産む誤解
第5章 SNSは少年事件をどう変えたか―「正義」がネットリンチに転じた時
第6章 国はなぜ実名報道を許したか―政治に翻弄される「特定少年」
第7章 少年とはだれなのか―ばらつく「少年」像と社会の違和感
エピローグ 少年の更生とは 不確かな境界