[BOOKデータベースより]
名店の店主の人生の本二〇〇点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。
第一章 音信不通 本のビオトープ(定有堂のウォールデン池;オースターの『幽霊たち』 ほか)
第二章 「普通」の本屋(石橋毅史さんに学ぶ;シンクロニシティ ほか)
第三章 「焚き火」の読書会(本屋と「読む会」;焚き火について ほか)
第四章 「本屋の青空」を見上げて(何度でもやり直す;読書について ほか)
第五章 終わりから始まる(本屋と書店;岩田直樹『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』と「他者論」 ほか)
定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。
NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎さん推薦!
本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。(…)時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。
市場の古本屋ウララ・宇田智子さん推薦!
名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。
定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。
NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎
本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。
市場の古本屋ウララ・宇田智子
本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より)
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