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[BOOKデータベースより]
序章 本研究の目的・課題・方法
[日販商品データベースより]第1章 数学教育における定義活動に関する研究の展開と課題
第2章 数学的探究における定義活動の意義
第3章 数学的探究における定義活動の方法
第4章 数学的探究における定義活動を促進するための課題設計
終章 本研究の結論・意義・課題
資料
算数・数学授業を探究的な学びにするために、「定義活動」を
〈本書の概要〉
学習活動において、「定義」とは一体何を意味するのでしょうか。著者は、これまでの先行研究で明確にされてこなかった、「定義」「定義すること」の意味を問い直します。そして、定義とは、絶対的で与えられるだけのものではなく、探究においていかに創造的な行為となりえ、教育的価値のあるものであるか論証していきます。
〈本書からわかること〉
1.「『定義すること』が数学の本質」
著者は、算数・数学教育とは「批判的・反省的思考を育むこと」であるとし、学習活動において、既出の定義や前提となる体系から、ある目的を達成するために「自分自身で定義を構成していく過程」に焦点を当てます。この「数学的探究(mathematical inquiry)」の文脈上で、「定義活動(定義すること)(difining)」はどのような意味をもち、概念としてどのように規定されうるのでしょうか。
本書では、「定義」の哲学概念にまでさかのぼり、学校数学における「定義」の位置づけを明らかにし、生徒による定義の理解に関する教育実践上の課題を鑑みながら、「定義活動(定義すること)」について定義しています。そこから見えてくる「定義」とは、絶対的なものではなく相対的なものであり、「定義活動」がいかに創造的な行為であるかがわかります。
また本書では、「探究(inquiry)」「数学的探究(mathematical inquiry)」など、今後より注目されるであろう用語についても分析、整理しており、「探究」とはどのようなことを意味するのかまで明らかにしています。
2.「数学的探究における定義活動」といった、数学的活動のモデルを導出
本書は、算数・数学の教育実践上において、子どもに数学的探究における定義活動を促すために、その課題のあり方について理論的に示します。
はじめに「数学的探究」「定義活動(定義すること)」の鍵概念を規定したのち、「数学的探究における定義活動」の意義を明らかにします。そして、「数学的探究における定義活動」の方法の類型を導き、各類型を遂行するための課題のあり方やその効果について、実践の考察や検証を通して、暫定的に設定、精緻化していきます。
以上の論証から、現場で実践できる数学的活動モデルとしての、「数学的探究における定義活動」が導出されます。
〈こんな先生におすすめ〉
・算数・数学授業で、探究的な学びを実現したい先生
・「探究」や「数学的探究」、「定義」や「定義すること」について詳しく知りたい先生