和合の郷 祖母・傾山系土呂久の環境史

世織書房
川原一之　

• 価格: 5,940円（本体5,400円＋税）
• 発行年月: 2024年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784866860398

内容情報

[BOOKデータベースより]

「埋もれていた公害を教師が告発」と報道されて、突如、社会に浮上した祖母・傾山系の谷間の集落・土呂久。あれから５０余年、少子高齢化が進み、猪や鹿がのさばり、廃屋が目立つ。公害を生き延びたのに過疎で衰亡する！その集落史のキーワードは「和合」。鉱山が起こしたヒ素公害の実相と、それに巻き込まれた村落共同体の葛藤を詳細に報告する。

第１章　自然と人間の関係史
第２章　栄枯盛衰の銀山
第３章　和合の郷の形成
第４章　毒物を産する鉱山
第５章　軍需産業の傘下に
第６章　閉山と和合会解散
第７章　公害患者救済
第８章　国際協力
第９章　環境学習