- 新旧論 三つの「新しさ」と「古さ」の共存
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- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2024年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065376614
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[BOOKデータベースより]
小林秀雄の批評、梶井基次郎の小説、中原中也の詩―。彼らの作品そのもの、あるいは思想や感覚は当時としてどのような「新しさ」や「古さ」を感じさせていたのか?丁寧な読解と柔軟な思考を経て、三人が新旧の深い溝を乗り越えて達成した本質に迫る、野心的文芸評論の傑作。最初の著書『アメリカの影』につづき一九八七年に刊行された第二評論集『批評へ』から独立させ、初の文庫化。
1 小林秀雄の世代の「新しさ」―「社会化した私」と「社会化されえない私」
[日販商品データベースより]2 小林秀雄―ランボーと志賀直哉の共存
3 梶井基次郎―玩物喪志の道
4 中原中也―言葉にならないもの
5 小林と中原―社会化と社会性
6 「惑い」の場所―終りに
昭和初期に鮮やかに出現し、いまなお文学に関心を抱く者がどこかで出会う、小林秀雄、梶井基次郎、中原中也――
彼らの文芸評論、小説、詩はどこが新しく、どこが古かったのか?
著者は通念にとらわれず、すべてをゼロから読み解くことで、この三人の文学者の表現を徹底的に検討し、思いの外自らに近いところに三人の存在があるという理解に至る。
「早稲田文学」1981年11月号に発表されたものを徹底的に加筆訂正し、1987年7月に刊行された二番目の評論集『批評へ』に収録された長篇文芸評論が37年を経て再刊される。
文芸評論家としての加藤典洋の出発点に再び光が当てられる。