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[BOOKデータベースより]
手嶌葵がはじめて歌った場所だった。いじめ、発達障害、ひきこもり、中退…。傷をパテで埋めるのではなく、人生の模様として生かそうとする学校があった。教育と音楽の接点で自信を取り戻した生徒たちの足跡が今、悩んでいる君の1歩目になる。
第1章 音楽学校
[日販商品データベースより]第2章 事例(「いじめ」に遭ったとき;子どもが「学校を辞める」と言ったとき;「死にたい」と思ったとき ほか)
第3章 定点観測(2020〜22年 命を“消費”する日々;中退、精神科入院を経て;23年4月 18歳“2度目の高校生”に ほか)
第4章 教育と音楽(学校教育の目的って何だろう;望まれる教育環境とは;音楽が持つ「精神性」と「大衆性」 ほか)
第5章 対談 「自己肯定感と表現 保護者にできること」
不登校の児童生徒数は全国で約30万人に上り、増加傾向にある。いじめ、発達障害、ひきこもりなど、背後にはさまざまな事情が横たわる。それらの傷をパテで埋めるのではなく、人生の模様として生かそうとする音楽学校が福岡市にあった。音楽×教育という前例のない試みが、心を閉ざした子どもたちに化学反応を促した。
開校した2001年、入学式に集まった子どもの多くは不登校を経験していた。音楽のプロ養成という理念よりも、高校卒業資格が取れるという付録≠ェ本人や保護者に刺さったのだ。
著者の毛利直之氏は、同校創設者で元ミュージシャン。教育分野では素人ながら、素人だからこその気づきを基に、音楽による自己表現を土台に社会性を養っていくスタイルを見いだした。
本書は「学校を辞めたい」「特性」といったキーワードごとに、開校以来20年間の事例をまとめ、実践的なアプローチを紹介。卒業生で歌手の手嶌葵さんも登場する。また、新入生の1年間を追った定点観測も収録。自己肯定感の育み方をテーマにした詩人との対談もある。
音楽と本気で向き合い自信を取り戻した子どもたちの足跡が、今悩んでいる君の1歩目になる−。そんなヒントが詰まった一冊だ。