[BOOKデータベースより]
飲み続けてはいけない薬。抗菌薬、胃薬、痛み止め、高脂血症薬。やめるときに注意が必要な薬。降圧薬、向精神薬(抗うつ薬)。
第1章 なぜ、医師の私がこの本を書いたのか?(腎臓内科では薬をやめることが治療の第一歩;不要な薬が多く使われていることを老健施設で体感 ほか)
第2章 飲み続けてはいけない薬―抗菌薬・胃酸抑制薬・痛み止め・高脂血症薬(抗菌薬;胃酸抑制薬;痛み止め;高脂血症薬)
第3章 飲み続けないほうがいいが、やめる際に注意が必要な薬(降圧薬;向精神薬(抗うつ薬))
第4章 知っておきたい西洋薬の問題点(大部分の西洋薬は体のバランスをくずす;体内で起こっている大切なメチレーション回路を阻害 ほか)
第5章 薬を飲み続けないために(大切なのは「やめる努力」と「言う勇気」;検討してもらえないときは転医も1つの方法 ほか)
特別付録 薬に関するQ&A
★飲み続けてはいけない薬…抗菌薬、胃薬、痛み止め、高脂血症薬
★飲み続けないほうがいいが、やめるときに注意が必要な薬…降圧薬、向精神薬(抗うつ薬)
★薬に関するQ&Aも掲載
すべての薬は、内臓、特に腎臓と肝臓に負担をかけます。
そのため、短期間でわかるハッキリした副作用以外にも、体に害を与えます。
ですから、不要な薬はできるだけ飲まないことが、健康を保つ秘訣です。
しかし、極端に薬を拒絶するのも危険です。本当に必要な薬もあるからです。
また、できればやめたほうがいいが、急激にやめると危険なため、医師の慎重な判断のもとで、やめる必要のある薬もあります。
本書では、そのなかから、特に、
「長期的にくり返し使うことで多くの問題が生じる。しかもそれがあまり知られていない」
「頻繁に使われている」
「安易に投与されている」
「漫然と長期的に使われやすい」
などに当てはまる薬について解説します。
誤解しないでほしいのは、これらの薬は「使ってはいけない」わけではありません。
必要なときは使うべきです。
しかし、いずれも、長く使い続けるメリットはありません。
それどころか、漫然と飲み続けることで、かえって体調を悪くしているケースが多く見られます。
ですから、これらの薬については、「必要な一時期だけ飲むのはいいけれど、
漫然と飲み続けるのはやめましょう」と呼びかけたいのです。
この本のタイトルが、「この薬、飲んではいけません」ではなく、
「この薬、飲み続けてはいけません」なのは、そのためです。