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[BOOKデータベースより]
第1部 総論(精神科診断の基本視座―私の場合;ICD‐11パーソナリティ症の臨床的意義と歴史的意義 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 グリージンガー・クレペリン・ヤスパース(グリージンガーにおける神経生理学と力動精神医学;一次性感情障碍/二次性精神衰弱(グリージンガー)から早発痴呆(クレペリン)への歩み ほか)
第3部 自閉症(精神病理学から乳幼児期顕在発症の自閉症を考える;自閉スペクトラム症における創造性―傑出人に注目しての診断学検討)
第4部 グローバル化が進む二一世紀の病態変遷(先進国、途上国における統合失調症―進化精神医学の見地から;二一世紀のグローバル化の中での燃え尽き ほか)
1975年の研修を皮切りに50年の節目を迎える精神科医が、錯綜したグローバル化世界を見据え精神医学の基本視座を説いた一書。
本書には4つの論点を設けた。1つ目は著者の精神科臨床の視座を提示し、ICD-11の意義を検討する作業、2つ目は改めてグリージンガーやクレペリン、ヤスパースの古典を精読し、その現代的意義を論じること、3つ目は自閉スペクトラム症概念の過剰診断に警鐘をならし、精神病理学的見地から考察を行うこと、4つ目はグローバル化が進む現代において著しい病態変遷について論じること、である。
著者の立脚点は常に臨床現場にある。臨床では「狂気内包性人間学」に根差して患者と接する。そのことにより著者の論考には患者との出会いの実体感を伴う。人間という不可解な存在への考察の一助として、これから精神医学を学ぶ研修医、医療関係者の方々、また精神医学に関心のある初学者の方にもぜひご一読いただきたい。