- 整形外科外来診療の工夫
-
診断,保存療法,外来手術
別冊整形外科 No.86
- 価格
- 7,480円(本体6,800円+税)
- 発行年月
- 2024年10月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784524277865
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[日販商品データベースより]
整形外科外来の日常診療で扱う疾患は多種多様であり,その疾患概念や診断・検査方法,保存療法や外来手術の方法などは日々発展,進化している.その情報量は膨大であり,整形外科医が知識のアップデートをするのは容易ではない.本号では現場で役立つ日常診療の工夫やコツを幅広く収載し,1冊で最新の診断技術や保存療法の実際,さらには外来手術についても学べる構成とした.
【序】
広く運動器疾患を扱う整形外科の外来では,正確な診断のもと適切な保存療法の選択や外来での小手術がたいへん重要です.日々の整形外科外来診療において扱う整形外科疾患は多種多様であり,その疾患概念や診断・検査方法,保存療法の内容や外来手術の方法などは発展,進化しています.たとえば,エコーを用いた低侵襲でダイナミックな診断やインターベンションは整形外科外来診療において必須となりつつあります.読者の皆様も広く活用されていることと思います.また,多血小板血漿(PRP)などの再生医療も関連法の整備が進み,実際の医療現場で行われ,その適応や効果について患者さんから質問を受けることも多くなっております.しかし,整形外科外来診療における情報量は膨大であり,多くの疾患にわたる検査・診断,保存療法,外来手術手技の知識のアップデートは決して容易ではありません.
本特集号のテーマは「整形外科外来診療の工夫―診断,保存療法,外来手術」です.整形外科外来日常診療のピットフォール,最新の診断技術の解説や,疾患ごとの具体的な保存療法の実際,また外来手術や日帰り手術などについて,先生方が持っておられる知識や情報,ちょっとしたコツなどを網羅する企画といたしました.前半の総論においては検査・診断,薬物療法,エコー下インターベンションなどについて詳細に解説いただき,また後半の「部位別疾患と保存療法」では疾患別に有意義な情報の詳細を述べていただいております.明日からの外来診療にすぐに役立つような内容になっております.
すべての執筆者の先生方に厚く御礼を申し上げるとともに,本書が読者の皆様の外来での診断・治療に役立つことができれば幸いです.ぜひご一読ください.
2024年10月
広島大学教授
安達伸生