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[BOOKデータベースより]
「もう若くないなあ」からはじめるセルフケア。腹八分目のとどめかた、隙あらば野菜を足すムーブメント、日傘&はらまきのススメ…作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。
第1章 いろんなところにガタが来る(はじめての胃もたれ;お腹いっぱいがこわい―カルビ世代から大根おろし世代へ ほか)
[日販商品データベースより]第2章 手探りで向き合う(つまずいて、歩いて、お茶を淹れる;やせない体 ほか)
第3章 無理なく変わっていく(私と酒と酒場のこと、これまでのこと;隙あらば野菜を足すムーブメント ほか)
第4章 決めつけない方が人生は面白い(魚よ、おろそかには食わんぞ―私のレシピ微調整;無理なときは無理しないにたどり着くまで ほか)
第5章 執着と無頓着(男達よ、もっと自分をいたわろう;和菓子に惹かれていく ほか)
昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。
“加齢に伴う変化の体感は楽しい。だって、「歩く」「しゃべる」「自転車に乗れる」といった、幼少期の成長に伴う「できるようになった」の記憶は、もはや曖昧だもの。一方、中年の「できなくなった」は、ちゃんと自覚ができる。観察も対処もできる。つまり、人の機能的変化をじっくり味わえるのは、中年の特権なのだ。高齢者になれば、再びそれは難しくなるのだから。”
−− ジェーン・スーさん(コラムニスト)推薦!
「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」
そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。
もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない……老いを痛感することが増える日々。
人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず! いまこそ、自身を見つめ直して「更新」してみませんか?
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昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。老化は誰でも起こるもの、さっさと早いうちにセルフケアして、より良い状態をキープしていかないと時間がもったいない。人生で食事を楽しめる回数なんて、毎日減ってゆくばかりだ。しなくていい無理をして、あるいは調子に乗り過ぎて飲食して、胃もたれで週末を苦しんで過ごすようなミスは繰り返しちゃいけない。(と、書きつつも私はまだたまにやってしまうけれど……)それに、つらいことばかりでもない。食における好みの変化は、若い頃には分からなかったおいしさを理解できるようになる、という側面もある。「昔はこんなもの、全然好きじゃなかったのに」なんてひとり食卓でつぶやいてしまうこと、ないだろうか。食べたくなくなるもの、食べにくくなるものの数と同じぐらい、新たな好物が見つかっていくという豊かな道もあるのだ。(「はじめに」より)