当事者が語る「貧困とはなにか」

参加型貧困調査の可能性

北海道大学出版会
陳勝　

• 価格: 6,380円（本体5,800円＋税）
• 発行年月: 2024年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784832968981

内容情報

[BOOKデータベースより]

本研究は、貧困当事者が受動的な客体として調査されるような従来の貧困調査と異なり、日本ではまだ前例が少ない参加型貧困調査を実施し、多様な貧困経験を持つ当事者たちが調査研究の主体となり、グループディスカッションを通して、「貧困」をどのように理解しているのか、何に心配し困っているのか、それに対してどのように対応したのかを議論していく過程を記述する。―“序章”より。

序章　貧困理解におけるもう一つの視点
第１章　貧困当事者を包摂する参加型貧困調査
第２章　本研究で実施した参加型貧困調査の説明
第３章　集まり１―貧困当事者が見た「貧困」
第４章　集まり２―貧困当事者が経験した「貧困」
第５章　集まり３―貧困当事者が振り返る調査参加
終章　本研究で理解し得た「貧困」
補論　新たな貧困の政治の検討

[日販商品データベースより]

日本で実施した参加型貧困調査の記録とその分析。当事者たちが主体となってグループディスカッションを行い、「貧困」をどのように理解しているのか、何に心配し困っているのか、それにどのように対応したのかを議論していく過程を記述する。