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[BOOKデータベースより]
第1章 労働者であること(彼女の朝から別の朝へ―佐多稲子「キャラメル工場から」論;「あなた」への誘惑―葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」論;小林多喜二「蟹工船」における言葉の交通と非交通)
[日販商品データベースより]第2章 群れの力学(群衆とは何者か?―歴史小説における“一揆”の表象;横光利一『上海』の力学―“場”の運動;群衆はいかにして国民となるか―石川達三「蒼氓」;二つの日本合戦譚―菊池寛と松本清張)
第3章 侵略の光景(夢野久作が描いた“東亜”―「氷の涯」を中心に;石川達三「沈黙の島」を読む;侵略者は誰か―村上龍『半島を出よ』)
第4章 匿名性をめぐる問い(“正名”のモラル―中野重治『歌のわかれ』論;ひとりひとりの死を弔うために―長谷川四郎「小さな礼拝堂」論;手紙のなかのヒロイズム―樺美智子・奥浩平・高野悦子;車椅子の“性”―田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」論)
第5章 寄せ場の群集(“闘争”と“運動”の狭間で―映画「山谷 やられたらやりかえせ」;一九六〇年代の雑誌メディアにおける“釜ヶ崎”)
「群衆と文学」という問いの可能性。「労働者であること」、「群れの力学」、「侵略の光景」、「匿名性をめぐる問い」、「寄せ場の群衆」。五つのテーマからの新たな問題提起。