[BOOKデータベースより]
総合的な薬物治療評価のための心電図、電気生理学、薬理学を連動するコツが身につく入門書!24回のドリルで心電図と不整脈の薬を理解できる!病棟でみる本物の心電図動画付き。
第1章 徐脈編(洞調律波形の心電図と刺激伝導系の関係を知ろう!;房室ブロックと心電図の関係を知ろう!その(1) 1・2度房室ブロック;房室ブロックと心電図の関係を知ろう!その(2) 3度房室ブロック;洞不全症候群と心電図の関係を知ろう!;徐脈性不整脈のリスクを評価しよう! ほか)
第2章 頻脈編(心房細動と心電図の関係を知ろう!;洞性頻脈、心房頻拍を理解しよう!;心房粗動を理解しよう!;房室回帰性頻拍(AVRT)を理解しよう!その(1) WPW症候群;房室回帰性頻拍(AVRT)を理解しよう!その(2) AVRT ほか)
●24回のドリルで心電図と不整脈の薬を理解できる!
●心電図、電気生理学、薬理学の知識を連動する考え方を学ぶための1冊目!
不整脈の薬物治療の学習でよく陥るピットフォールとして、心電図のパターン暗記があります。しかし、不整脈の薬物治療には、どのような刺激伝導異常が生じるかを知ったうえで理論的に心電図を解析し、かつその異常を是正する薬理作用をもつ薬剤を選択することが必要です。こう聞くと非常に難しく感じますが、実はこの思考過程を学ぶためのコツをつかめば、この分野の理解は大きく前進します。前作の「モダトレ」(2019年7月刊)で紹介しきれなかったそのコツを紹介する機会を、今回ついに得ることができました。
本書は、総合的な薬物治療評価のために心電図、電気生理学、薬理学の知識を連動する考え方を学べる問題形式となっていますが、答えがわからない場合には無理する必要はありません。答えをみて理解できれば十分です。この点は通常の問題集とは異なるため、誤解のないようお願いします。また、詳細に解説すると難しくなる内容は成書に譲って、理解を優先するために省略し、簡易的な表現としている点もご了承ください。