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[BOOKデータベースより]
この国の法に、どうして従うのか。自分の問題として法をとらえ、より善く生きる道を問う。憲法学者による、法学入門のロングセラー。詳しく学びたい人のための「文献解題」付き。
法はあなたにとってどういう存在か
[日販商品データベースより]第1部 国家はどのように考えられてきたか(何のための国家か;平和と自己防衛を目指す国家―トマス・ホッブズ;個人の権利を保障する国家―ジョン・ロック;自由を保全する国家―ジャン・ジャック・ルソー;永遠に完成しない国家―イマヌエル・カント;人々がともに生きるための立憲主義)
第2部 国家と法の結びつきは人々の判断にどう影響するか(法の規範性と強制力―ケルゼンとハート;法と道徳の関係―ハートとドゥオーキン;法が法として機能する条件;法と国家―どちらが先か)
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか(なぜ多数決か;民主政の過去から学ぶ)
法に従う義務はあるか
補論 道徳がすべてなのか
現代の日本の法律家の大部分は──おそらく世界の法律家の大部分も──カントやヘーゲル
など読んだこともないし、そんなことを意識したこともないのではないでしょうか。それでも、
過去の思想は意識されることもなく、現に生きている人々の思考を捉え、束縛しているもので
す。カントやヘーゲルに捉えられているのはましな方で、訳の分からない三流思想家に操られ
ていることも少なくありません。それと意識することもなく過去の思想に操られるよりは、自
分がどのような立場を取っているか、それを明確に意識した上で、とるべき行動を判断する方
が望ましいはずです。(「あとがき」より)